目次
1,国公立医学部合格者数トップ20校のうち中高一貫校は19校 2,中高一貫校は高校の中で少数 3,医学部受験、歯学部受験で地方の高校生は不利か? 4,都市部と地方で最も大きな差は「入試情報」 5,医学部受験・歯学部受験の情報格差は解消出来るし、「情報勝者」にもなれる |
1,国公立医学部合格者数トップ20校のうち中高一貫校は19校
現在、全国に高校は4791校あります。
その中には公立高校も有れば私立高校もあります。
また、通信制の高校もあります。
様々な高校の中には、東大や京大、国公立医学部の合格実績を誇る高校もあり、そういった超の付くような進学校の多くは都市部の中高一貫校です。
東京大学の高校別合格者数トップ20を見ると1位の開成高校を含め、上位20校中、17校が中高一貫校で、公立高校は東京都立日比谷高校、神奈川県立横浜翠嵐高校、埼玉県立浦和高校の3校だけでした。
国公立医学部の合格者数を見ると、トップは例年通り名古屋市の私立中高一貫校、東海高校でした。
高校別国公立医学部合格者数の上位20校のうち、中高一貫校は19校を占めています。
2,中高一貫校は高校の中で少数
こういった結果を見ると「大学受験には中高一貫校が圧倒的に有利」と思えるかもしれません。
確かに中高一貫校は受験体制がしっかりしており、早い学校ですと高校2年で3年生の履修内容を終えて、3年生はひたすらワンランク上の「受験勉強」に取り組むことが出来ます。
昨年11月の推薦入試で東洋大学が学力試験を課したところ2万人が志願するほど大きな反響がありました。
一方で、高校からは「11月にはまだ全範囲を終えていない。学力試験を課すことは高校教育を混乱させる」と非難があり、文部科学省もこれに同調しました。
私立医学部推薦入試や私立歯学部推薦入試では、学力試験があるのは当たり前ですが、一般的な推薦入試では学力試験は課されないことが普通です。
「11月では、まだ全範囲終えていない」という話に中高一貫校の生徒は「そうなの?」と感じたのではないでしょうか。
全国の高校で中高一貫校はかなりの少数派で、けして中高一貫校が当たり前ということではありません。
3,医学部受験、歯学部受験で地方の高校生は不利か?
そうは言っても、「自分の地元には、そもそも中高一貫校が無い。自分は不利だ」と考えてしまう高校生もいるかもしれません。
都市部の中高一貫校に通う生徒の多くは中学受験に備え、小学生のうちから塾で鍛えられます。
都市部であっても中学受験組は少数派で、多くは高校受験をしています。
中高一貫校に通う生徒は限られた受験上のエリートと言っても良さそうです。
そうであれば、もともとの受験上の質が高いため、素晴らしい合格実績に結びつきます。
地方の高校であっても、先生は生徒のために一生懸命に授業を行ってくれていると思います。
授業進度はそれほど早くないかもしれませんが、志望校の入試には間に合うように考えてくれているでしょう。
医学部受験でも歯学部受験でも基本的には学力試験で合格点を取れば合格です。
全国どこの高校に通っていても同じ教科書で勉強をしているわけですから、志望校の入試で合格点をとることは十分に可能です。
問題集も、地元の書店に無くても、日本中どこでもネットで取り寄せすることが出来ます。
4,都市部と地方で最も大きな差は「入試情報」
一方で、地方の高校生と都市部の中高一貫校の生徒で一番、差が付きやすいのは「入試情報」だと私は感じています。
私立医学部も私立歯学部も都市部にあることが多く、都市部の高校であれば志望校に進学した先輩もいそうです。
志望校に合格した先輩が高校に残した「受験報告」は、非常に貴重な資料となります。
「○○大学医学部(歯学部)の受験には、この問題集が役に立った」、「こういう勉強の進め方がいい」、「面接では、こういったことが聞かれた」こういった資料が高校に無くても、通っている塾や予備校にあるかもしれません。
インターネットが発達したとはいえ、「情報格差」はまだあると思います。
5,医学部受験・歯学部受験の情報格差は解消出来るし、「情報勝者」にもなれる
では、地方と都市部の「情報格差」を埋めることは出来ないのでしょうか?
そんなことはありません。
先程、話したようにインターネットは発達しています。
オンライン個別指導のメルオンのような、オンライン予備校を上手く利用する事が出来れば「情報格差」は解消され、むしろ「情報勝者」になることが出来ます。
私立医学部や私立歯学部では推薦入試やAO入試の過去問を公表していない大学が多くあります。
例えば東海大学医学部のAO入試(総合型選抜)、「希望の星」入試では1次試験で「オブザベーション評価」が実施されます。
ほとんどの受験生は何のことか分からず、何の準備も出来ないと思います。
メルオンでは昨年、東海大学医学部希望の星入試に11名が挑み、そのうち北海道の3名など10名がオブザベーション評価を突破することが出来ました。
全てオンラインでの指導でしたので、移動の負担もありませんでした。
東京歯科大学は、学校推薦型選抜(推薦入試)の過去問を公表していません。
過去問が無いため、東京歯科大学を志望する多くの受験生は「どんな問題が出るのか分からない」、「何をやったらいいのか分からない」と困惑します。
しかし、メルオンでは毎年、東京歯科大学推薦を受験した生徒達から出題内容を聞き取り、ほぼ完璧に過去問を把握しています。
学力試験はもちろんですが、東京歯科大学推薦入試の小論文は非常に特殊な小論文が出題され、「東京歯科推薦の対策」をやっていない受験生は、手も足も出ないかもしれません。
東京歯科大学の推薦入試の出題内容もメルオンでは把握していますので、上手く利用していただければ「情報勝者」になれるでしょう。
東京歯科大学推薦対策講座も行います。
「地方の高校生は不利」ということは全くありません。
受験生それぞれの方法で、志望校の合格をつかみ取って下さい。