昨日に続き、私立歯学部推薦入試についてお伝えします。
私立歯学部推薦入試は基本的に11月に実施されます。既に私立歯学部推薦
入試の受験校を決めている方も多いと思いますが、まだ決めかねている場合、
受験校選定のポイントの第一は「募集定員」です。
まずは各歯学部のホームページなどで、推薦入試の募集定員を確認して下さい。
日本大学松戸歯学部の3名(公募)、日本大学歯学部の7名など募集定員の少ない
大学もありますので注意して下さい。
ただし、私立歯学部推薦入試の募集定員を見るだけでは不十分です。
募集定員以上に注意して見ていただきたいのは推薦入試の合格者数です。
例えば昨年の日本大学歯学部推薦入試の募集定員は今年度より2名少ない5名
でした。定員5名に対して志願者数は11名で、志願倍率は2.2倍になります。
しかし、昨年の日本大学歯学部推薦入試の合格者は11名。つまり、日本大学
歯学部推薦入試を受験した11名全員が合格したということです。この結果、
実質倍率は1.0倍となりました。
「日大歯学部推薦の定員は5名だから無理」と日本大学歯学部の推薦入試を
避けた受験生がいたら、昨年の結果を見て複雑な気持ちになりそうです。
昨年の歯学部推薦入試の結果を見ると、歯学部受験生に人気の高い
東京歯科大学推薦入試は募集定員約45名に対し合格者は63名、
昭和大学歯学部推薦入試でも募集定員25名に対し合格者は35名でした。
日本歯科大学生命歯学部推薦入試でも募集定員約40名に対し合格者は
24名も多い64名でした。
一方で岩手医科大学歯学部の公募推薦入試の募集定員は15名(指定校含む)
でしたが、公募推薦入試の合格者は、いませんでした。
(指定校推薦入試での合格者は1名)
この様に私立歯学部推薦入試の受験校を考える際に募集定員を確認することは
大切なことですが、合格者数も必ず確認して下さい。
尚、私立歯学部推薦入試の合格者数を全て把握している予備校は私達
メルリックス学院くらいしかないと思いますが、必要ならいつでも
お問い合わせ下さい。
私立歯学部推薦入試の話は、あと1回続きます。
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