私立歯学部の後期・Ⅱ期試験が続きます。29日(土)は
明海大学歯学部一般Bと松本歯科大学Ⅱ期、3月1日は、
日本歯科大学生命歯学部後期、日本歯科大学新潟生命歯
学部後期、大阪歯科大学後期と3つの歯学部で後期入試
が行われます。
さらに3月5日には東京歯科大学Ⅱ期が行われ、8日
は昭和大学歯学部Ⅱ期入試になります。他の歯学部の
後期・Ⅱ期入試もこれから続きます。
私立歯学部後期・Ⅱ期に向けての勉強の注意点として、
まず挙げられるのは「受験科目の確認」です。
例えば、東京歯科大学の入試科目はⅠ期とⅡ期で異なり
ます。前期は「英語、数学、理科1科目」ですが後期は
「英語、数学・理科より1科目」となります。数学と
理科1科目のどちらかになります。仮に数学で受験する
ことになれば、理科の勉強をする必要はなくなります。
大阪歯科大学も同じように後期では、数学か理科のどち
らかだけになります。愛知学院大学歯学部の前期では
英語が課されますが、後期になると英語の試験は無く
なります。
このように私立歯学部の後期・Ⅱ期入試では前期・Ⅰ期
と試験科目が異なる場合がありますので最初に、受験校
の試験科目を確認してください。
次にやるべきことは「前期・Ⅰ期入試で、解けたはずな
のに解けなかった問題」の見直しです。前期・Ⅰ期入試
で問題を見た時に「あっ、これやったことがある」と
思ったものの、そこで手が止まってしまった問題がいく
つかあったと思います。その問題をやり直し、次に出た
時には確実に解けるようにしておいてください。
今年、私立歯学部を受験した生徒達の話を聞くと、歯学
部入試も変わってきたと感じます。各歯学部の最低修業
年限での国家試験合格率を見ると、私立歯学部各校が留
年する学生、国家試験に合格出来ない学生で苦労してい
ることが分かります。
6年間一度も留年することなく、歯科医師国家試験も
1回で合格した学生の割合が3割を切る歯学部が5校
あります。その大学では、7割を超える学生が一度や
二度、留年をしていることが分かります。他の歯学部
も同じように苦労しています。国公立大学歯学部を含
めて、歯科医師国家試験合格率1位の東京歯科大学で
さえ、6年間留年することなく国家試験も1回で合格
した学生は74.2%です。
こういった状況の中で、私立歯学部入試はどのように
変化しているのか、医学部では不適切入試が指摘され
たが歯学部はどうなのか、センター試験最後の入試は
どうだったのか、医学部との併願者の動きはどうだっ
たのか、など私立歯学部の今年の入試を振り返る入試
分析、説明会を3月7日(土)に予定しています。
今年の歯学部入試の面接で聞かれたこと、公表されて
いない入試データなど、限られた場だからこそ話せる
話も鈴村学院長から出てくると思います。
この日は、歯学部入試に関する個別相談も承ります。
3月7日(土)14時から15時の予定でメルリックス
学院渋谷本校で行います。入場は無料ですが、定員が
ありますので、参加を希望される方は電話でお申込み
ください。
フリーダイヤル 0120-142-760