目次
1, 私立歯学部の偏差値ダウンは6校 2, 大学別、歯学部の偏差値 3, 私立歯学部入試難易予想ランキング |
- 私立歯学部の偏差値ダウンは6校
河合塾が来年1月からの私立歯学部一般選抜に向け、大学ごとの合格可能性50%のボーダーライン偏差値を発表しました。
河合塾の「2024年度入試難易予想ランキング」を見ると、昨年に比べボーダーライン偏差値が下がった歯学部は6校でした。
河合塾の「私立歯学部偏差値ランキング」は偏差値2.5刻みになっていますので、偏差値の上下は、2.5もの変化になります。
ちなみに駿台予備学校の「歯学部の偏差値」は、偏差値1刻みになっています。
- 大学別、歯学部の偏差値
河合塾が、私立歯学部で最も難しいとしているのは、東京歯科大学でボーダーライン偏差値は55.0としています。
昨年の、東京歯科大学のボーダーライン偏差値は57.5でしたので、私立歯学部最難関の東京歯科大学の偏差値は2.5下がっています。
同じように、昨年のボーダーライン偏差値が57.5と「東京歯科大学と同じ」とされていた日本大学歯学部N方式も偏差値が2.5下がりました。
ただ日本大学歯学部入試は募集人員7名のN方式の他に、募集人員57名のA方式があり、
N方式は募集人員が少ない上に、医学部との併願が出来ますのでボーダーライン偏差値が高く出たり、動いたりしても不思議ではありません。
募集人員57名のA方式入試のボーダーライン偏差値は昨年も今年も47.5でした。日本大学歯学部については、A方式を見ておけばいいでしょう。
入試難易度が東京歯科大学に続くとされるのは昭和大学歯学部で、河合塾はボーダーライン偏差値を52.5としています。
昨年との変動はありません。
昨年はボーダーライン偏差値50.0とされていた日本歯科大学生命歯学部と大阪歯科大学ですが、大阪歯科大学のボーダーライン偏差値は今年も50.0で変動はなかったのですが、日本歯科大学生命歯学部の偏差値は2.5下がって47.5とされました。
この他に河合塾がボーダーライン偏差値を下げたのは、愛知学院大学歯学部と神奈川歯科大学、北海道医療大学歯学部でした。
愛知学院大学歯学部は昨年の偏差値40.0から、今年は偏差値37.5となりました。
また、神奈川歯科大学は偏差値37.5から35.0に変わりました。
北海道医療大学歯学部の高得点方式入試のボーダーライン偏差値は昨年の40.0から37.5に
変わりました。
なお、北海道医療大学歯学部のスタンダード方式入試のボーダーライン偏差値は35.0で変化はありません。
私立歯学部で偏差値が昨年に比べ下がったのは東京歯科大学、日本大学歯学部(N方式)、日本歯科大学生命歯学部、愛知学院大学歯学部、神奈川歯科大学、北海道医療大学歯学部(高得点方式)の6校でした。
なお、今年の河合塾歯学部偏差値ランキングには、日本大学松戸歯学部が抜けているようです。
河合塾の2024年度入試難易予想ランキングは歯学部の他に、医学部や薬学部などの医療系学部が一緒に掲載されています。
非常に多くの偏差値ランクが一緒に掲載されていますので私の見落としの可能性もありますが、日本大学松戸歯学部は抜けているようです。
福岡歯科大学については、昨年も今年もボーダーライン偏差値の掲載はありませんでした。
これは、「サンプル数が少ない。不合格者が極めて少ない」などの理由で、「ボーダーラインが設定できない」ということだと考えられます。
日本大学松戸歯学部も「ボーダーラインが設定出来ない」可能性はあるかもしれませんが、
単純な「抜け」だと思います。
ちなみに、昨年の日本大学松戸歯学部の偏差値は42.5でした。
なお、駿台予備学校の「歯学部の偏差値」が発表されましたら、このブログでお伝え致します。
河合塾の「歯学部の偏差値ランキング」と駿台予備学校の「歯学部の偏差値ランキング」は、かなり違いがあります。
動画で、そこを具体的に解説していますので、ぜひ動画も御覧下さい。
動画は、こちら
3.私立歯学部入試難易度予想ランキング
大学 | 2024 | 2023 |
東京歯科 | 55.0 | 57.5 |
昭和 | 52.5 | 52.5 |
大阪歯科 | 50.0 | 50.0 |
日本歯科東京 | 47.5 | 50.0 |
日本 | 47.5 | 47.5 |
日本歯科新潟 | 42.5 | 42.5 |
愛知学院 | 37.5 | 40.0 |
朝日 | 37.5 | 37.5 |
松本歯科 | 37.5 | 37.5 |
北海道医療 | 35.0 | 35.0 |
岩手医科 | 35.0 | 35.0 |
奥羽 | 35.0 | 35.0 |
神奈川歯科 | 35.0 | 37.5 |
鶴見 | 35.0 | 35.0 |
日本松戸 | 42.5 |