私立歯学部受験で、一般選抜を受験する受験生には成績上位層は少なくなります。
これは私立歯学部受験者の成績上位層の多くは、学校推薦型選抜や総合型選抜で歯学部進学を決めているからで、一般選抜(一般入試)は受けません。
私立歯学部受験の一般選抜(一般入試)では、学校推薦型選抜などで合格した強敵はいませんので同じような学力の受験生が多く競うことになります。
ですから、「どこを受けるか」という受験校選定は非常に重要になります。
私立歯学部受験で、実際の受験校を考える際に「学費」、「通学しやすさ」、「歯科医師国家試験合格率」、「入試日程」、そして「偏差値」などを見ると思います。
歯学部受験生や保護者の方は歯科医師国家試験の合格率を気にされますが、ここは「数字を作る」ことも、やろうと思えば可能ではあります。
歯科医師国家試験合格率を見る時には、これまでもお伝えしてきたように表面的な合格率だけでなく内容を深く精査してください。
そしてもう一つ、注目していただきたいのが「修業年限(6年)での歯科医師国家試験合格率」です。
分かりやすく言うと「6年間一度も留年することなく、歯科医師国家試験にも合格した学生の割合」です。
これは文部科学省が公表しています。
ちなみに、一度も留年することなく歯科医師国家試験にも合格した学生の割合が70%を超えているのは東京歯科大学と昭和大学歯学部の2校だけになります。
人気を集めるのも分かります。
さて私立歯学部一般選抜の受験校を考える際に、受験生も保護者の方も重視するのは「歯学部の偏差値ランキング」だと思います。
歯学部の偏差値ランキングは毎年6月頃に発表され、模試の志望動向などによって修正が加えられますが、12月には最終の確定版私立歯学部の偏差値ランキングが各予備校などから発表されます。
いくつかある「私立歯学部の偏差値ランキング」でも信頼度が高いのは駿台予備学校、ベネッセ、河合塾がそれぞれ発表する、歯学部の偏差値ランキングでしょう。
駿台予備学校、ベネッセ、河合塾の3つの歯学部の偏差値ランキング最終・確定版を一つの表にまとめましたので、参考にして下さい。
私立歯学部の偏差値ランキングをご覧になる前に、質問です。
「私立歯学部で一番難しい大学は、どの大学だと思いますか?」
「私立歯学部で一番易しい大学は、どの大学だと思いますか?」
この答えも合わせて掲載していますので、ぜひご覧ください。
2025年度入試用、私立歯学部偏差値ランキング最終・確定版は、こちら