医学部推薦入試

医学部推薦入試と歯学部推薦入試の対策を間違える理由

東大在学の受験アドバイザーが推薦入試について書いた記事を読んで、医学部推薦入試、歯学部推薦入試を考えている受験生が間違えないで欲しいと思いました。

 

このブログで、「医学部の推薦入試、歯学部の推薦入試は他学部の推薦入試と全く異なる」という話を何度も書いてきましたが、大学入試全体の中で医学部入試、歯学部入試は特殊な入試です。

このことを理解していないと医学部の推薦入試対策、歯学部の推薦入試対策を間違えてしまう恐れがあります。

 

大学入学者62万8千人のうち、一般選抜からの入学者は30万8千人で半数を下回っています。

大学入試全体で見れば推薦入試(学校推薦型選抜)やAO入試(総合型選抜)での入学者が多数を占めるようになりました。

 

大学受験に関する本も何冊か書いている、この東大生の方は推薦入試対策として「自分の知らない職業の方から話を聞く」ということを勧めています。

 

多くの学部では、大学卒業時に「どのような職業に就くか」を決めます。

一方で、推薦入試やAO入試の面接では、「あなたは将来、どのような仕事に就いて、どのような活動をしたいですか?」を聞かれる、とのことで、その対策として「自分の知らない職業の人から話を聞く」ということを勧めています。

 

これも有効な推薦入試対策なのでしょうが医学部推薦入試、歯学部推薦入試には効果的な対策とは思えません。

 

医師の仕事内容を分かっていない医学部志望者はいないでしょう。もちろん、医師の仕事は診療以外にも多岐に渡りますので完璧に理解している受験生は少ないでしょう。

とは言え、「医者って、どんなことする人?」という受験生もいないでしょう。

 

歯科医師の仕事についても、同様でしょう。

 

「何、当たり前のことを言ってるんだ。揚げ足取りじゃないか」と思う人もいるかもしれません。

確かに、医学部や歯学部の推薦入試を考えている受験生の皆さんが医師や歯科医師の仕事内容を全く知らない、ということは無いでしょうから、「知らない職業の人から話を聞く」ことは、考えもしないでしょう。

 

あくまで「他学部志望者は、こういう対策も有効だとして勧められることもある」ということです。

 

医学部志望者、歯学部志望者と他学部志望者では「推薦入試対策と言っても、違うんだ」ということが分かっていただければそれで十分です。

 

指定校推薦入試で不合格になることはまず無い中、指定校推薦入試であっても医学部はもちろん、歯学部でも不合格はあります。

医学部推薦入試、歯学部推薦入試を受験予定の皆さんは志望校の試験内容を把握して、合格するために必要なことをしっかり進めてください。

 

「部活での誇れる成績が無い」、「高校時代、アピール出来るものが無い」と心配する受験生もいるようですが、医学部や歯学部の推薦入試では、そういったことは合否には、まず影響しません。

そういった話に引きずられることなく、志望校に合格するために必要なことを着々と身に着けて下さい。