昨日は「私立歯学部の推薦入試やAO入試の受験校を、そろそろ絞り込んで行きましょう。」とお伝えしました。
では私立歯学部受験で、推薦入試(学校推薦型選抜)やAO入試(総合型選抜)の志望校をどうやって絞り込んで行けばいいのでしょうか?
歯学部を志望する受験生の中には既に、「推薦入試は、東京歯科大学を受ける」、「大阪歯科大学の推薦入試は専願ではないので、ここは受ける」、「昭和大学歯学部をAO入試から受ける」などと決めている受験生もいるでしょう。
既に、歯学部受験の志望校を絞り込んでいる受験生の皆さんも「なぜ、その大学なのか」をもう一度確認するといいと思います。
昨日もお伝えしましたが私立歯学部の推薦入試、AO入試の具体的な試験内容は大学によって様々です。
試験内容を考えて、「本当にこの大学でいいのか」を確認するといいでしょう。
歯学部受験の最終的な目的は、「歯科医師になる」です。
そのために歯学部に進学するわけですから試験内容に加えて、その大学の留年率や歯科医師国家試験合格率なども気になるでしょう。
ただ、歯科医師国家試験合格率があまり良くない歯学部であっても、ある程度のストレート合格者はいます。
歯学部入学後、しっかり勉強を進めればどこの歯学部であっても問題なく歯科医師になれますので、大学名に必要以上にこだわって合格を逃すことの無いようにしてください。
私立歯学部の推薦入試(学校推薦型選抜)やAO入試(総合型選抜)では、「歯学部の偏差値ランキング」は当てになりません。
「歯学部の偏差値ランキング」は一般入試の偏差値ランキングですので、推薦入試やAO入試の難易度を表しているわけではありません。
もちろん、一般入試の難易度が高い歯学部は推薦入試の難易度も高い傾向にはありますが、
試験科目、試験内容が異なることも多いので、参考程度にしておいた方がいいでしょう。
私立歯学部推薦入試やAO入試を考える際に、「入試結果」はぜひ見てください。
まだ、ほとんどの歯学部が昨年行った推薦入試やAO入試の結果を公表していませんが、一昨年の結果でもいいので見ておいてください。
例えば私立歯学部人気校の一つ日本歯科大学生命歯学部の推薦入試の一昨年の結果を見ると募集人員約40名に対して、66名が受験して64名が合格しています。
一般入試の難易度が高い大学の一つですが、推薦入試は合格チャンスの大きい大学と言えそうです。
同じく私立歯学部人気校の一つ、昭和大学歯学部のAO入試(総合型選抜)では学力試験はありませんので、学力に自信を持てない受験生にも十分にチャンスがあります。
このように、私立歯学部の推薦入試やAO入試の受験校は様々な角度から考えるようにしてください。
なお、「受験校をなかなか決められない」ということがあれば、いつでもお問い合わせください。