目次
- はじめに
- 大阪歯科推薦はこう変わった!制度改正のポイント
- 難化が予想される理由
- 試験の傾向と出題科目
- 合格するための勉強戦略
┗ ① 過去問5年分を徹底分析
┗ ② 英語資格を早めに取得
┗ ③ 面接対策を徹底する
┗ ④ 10月までに3科目を仕上げる - 合格者データの目安
- まとめ:こうすれば合格間違いなし!
はじめに
大阪歯科大学歯学部は、臨床重視の教育と伝統ある実績で西日本屈指の人気を誇ります。
そんな大阪歯科大学でも、2026年度入試から推薦制度が大きく変わりました。
この記事では、制度の変更点から出題傾向、そして合格するための具体的な勉強戦略までを詳しく解説します。
「大阪歯科を第一志望にしている」「推薦で確実に合格したい」という受験生は必見です。
- 大阪歯科推薦はこう変わった!制度改正のポイント
① 指定校推薦が廃止
2026年度入試から「指定校推薦」が廃止されました。
これにより、どの高校の生徒でも受験できるチャンスが広がった一方、競争が一気に激化すると考えられます。
② 「公募専願制」が新設
指定校推薦の代わりに導入されたのが「公募専願制」です。
合格すれば必ず入学することが条件(専願制)で、大阪歯科大学を第一志望とする受験生向けの制度です。
現役生のみで各高校から1名のみの推薦となります。
③ 「公募併願制」も継続
これまで同様、他大学との併願が可能な「公募併願制」は継続されます。
公募併願制は1浪生まで出願が可能で、1つの高校から何人でも推薦することが出来ます。
現役生は専願制、既卒生(1浪まで)は併願制を選ぶケースが主流になるでしょう。
④ 小論文が廃止
2025年度までは小論文が課されていましたが、2026年度からは廃止されます。
その分、学力試験(英語・数学・理科)と面接の比重が大きくなります。
- 難化が予想される理由
- 学校推薦型選抜(推薦入試)全体の募集人員が昨年までの「約40名」から「約30名」になり10名減
- 全国どこの高校からでも出願出来るので受験者の母数が増加する
- 小論文が廃止され、これまで以上に学力重視になった
募集人員が10名減り小論文を廃止したことに加え、昨年までの「指定校推薦」は限られた高校からしか出願出来なかったのですが、今年から全国全ての高校から出願出来るようになり、高倍率で学力勝負になることが予想されます。
- 試験の傾向と出題科目
科目 | 出題傾向 | 試験時間・配点 |
英語 | 長文読解・文法中心。民間英語資格(英検・GTECなど)提出者に優遇あり。記述式 | 60分、100点 |
数学 | 幅広い分野から出題。思考力を問う問題が多い。記述式 | 60分、100点 |
理科 | 「生物基礎・生物」など理科1科目を選択。記述式 | 60分、100点 |
- 合格するための勉強戦略
① 過去問5年分を徹底分析
大阪歯科大学の学校推薦型選抜(推薦入試)は、一般選抜とも異なる独特の出題傾向があります。
英語では医療系語彙、数学では関数・確率、生物では人体・遺伝などが多く出題される傾向があります。
大阪歯科大学歯学部推薦入試で合格するたった1つの方法は、推薦入試当日、そこで出題された問題で合格点を取ることです。
大阪歯科大学歯学部の学校推薦型選抜で出された問題が「解けるか、解けないか」です。
出題されない問題は解けても解けなくても関係ありません。
とにかく、大阪歯科推薦で出される問題への対応力です。
そのため、過去5年分の推薦入試問題を必ず解くことが合格への最短ルートです。
出題形式や出題分野のクセ、時間配分に慣れること、で、本番で焦らず対応できるようになります。
とは言え受験生の皆さんは大阪歯科大学歯学部推薦入試の過去問を持っていたとしても1年分か2年分だと思います。
過去問を持っていないよりはいいのですが、やはり最低でも3年分はやらないと、十分な推薦対策とは言えないでしょう。
そんなにたくさん過去問を持っていない受験生の皆さんは、高校や塾・予備校に相談してみるといいでしょう。
古い過去問を持っているかもしれません。
特に、歯学部専門の予備校「メルオン」などの私立歯学部受験に強い予備校は大阪歯科推薦の過去問5年分を完全に保有・分析しています。
「傾向を掴みたい」「過去問を手に入れたい」という人は、こうした専門予備校に相談してみると良いでしょう。
一般的な塾や予備校では手に入りにくい資料も揃っており、個別の大阪歯科推薦対策指導が受けられます。
なお、メルオンでは大阪歯科大学推薦対策講座を行っており、受講生の皆さんには5年分の推薦過去問を解答付きでお渡ししています。
② 英語資格を早めに取得
大阪歯科では、英検・GTEC・TOEFLなどの民間試験スコアが英語得点に反映される場合があります。
英検2級レベル(CEFR B1相当)を目標に、遅くとも夏までに取得しておくと有利です。
③ 面接対策を徹底する
大阪歯科の面接では、歯科医師としての将来像や志望動機が問われます。
「なぜ歯科医になりたいのか」「なぜ大阪歯科なのか」を一貫した言葉で語れるよう、
志望理由書→面接→想定質問練習の流れで準備を重ねましょう。
大阪歯科大学歯学部推薦入試で、毎年合格者を出しているメルオンのような予備校では「面接で何が聞かれたのか」を分かっていますので、面接指導を頼るのもいいと思います。
メルオンではオンラインでの面接指導も行っています。
④ 10月までに3科目を仕上げる
2026年度の大阪歯科大学歯学部推薦入試は11月16日に行われます。
つまり、10月までに英語、数学、理科をある程度完成させることが求められます。
ここで注意が必要なのは「完成させる」と言うのは、「どんな問題も解けるようにする」という意味ではありません。
「大阪歯科大学推薦で出題される問題への対応力」の話です。
11月に入ったら、推薦入試の過去問演習とそこで把握した出題傾向を踏まえた仕上げの時間にしたいところです。
- 合格者データの目安
昨年の大阪歯科大学歯学部学校推薦型選抜の結果は下記の通りです。
- 募集人数:約40名(指定校を含む)
- 志願者数:113名(指定校を含む)
- 合格者数:59名(倍率約2倍)
ただし、今後は公募専願制の導入により、現役上位層の集中が予想されます。
過去問対策と英語資格の準備が合否を分ける最大の要因になるでしょう。
- まとめ:こうすれば合格間違いなし!
- 過去問5年分を分析して出題傾向、時間配分を掴み、大阪歯科大学歯学部推薦の問題に対する対応力を磨く
- メルオンなど歯学部専門予備校を活用し、最新傾向を研究する
- 英検2級レベルの英語資格を取得する
- 志望理由書と面接の一貫性を意識する
- 10月までに英語、数学、理科を仕上げる
推薦入試は「運」ではなく「準備量」で勝負が決まります。
早めに動き、過去問を軸に「大阪歯科推薦専用の対策」を組むことが、確実な合格への鍵です。