はじめに

国公立医学部志望者はもちろん、私立医学部志望者の
中にもセンター試験の受験を予定している受験生は少なく
ないでしょう。特に現役生の皆さんは、センター試験を受験
される方が多いのではないでしょうか。

私立医学部志望者でもセンター試験を受験するのなら、
センター試験利用入試にも出願することを考えると思い
ますが、このブログでも何度かお伝えしたように「医学部
のセンター利用は甘くない」
です。

私立医学部のセンター試験利用入試のボーダーライン
その年の平均点や大学によって多少の違いはありますが、
概ね9割と考えてもいいでしょう。

センター試験の得点率9割と言えば、国公立医学部に十分
合格できる得点率です。私立医学部の一般入試の前に
センター試験はありますので、センター試験でいきなり
つまづいて精神的なダメージを受けて医学部の一般入試を
迎えるのはどうかと思います。私立医学部のセンター試験
利用入試に過度な期待はしない方がいい
と思います。
「うまく行けば超ラッキー」くらいでいいでしょう。

その私立医学部センター試験利用入試ですが、2015年度
入試では若干の変更がありました。兵庫医科大学でセンター
試験利用入試の後期が定員約3名で新たに実施されます。

兵庫医科大学の昨年のセンター試験利用入試正規合格者の
合格最低点は700点満点で639.4点、得点率91.3%でした。
後期でしかも定員約3名となれば、これを上回る合格最低点と
なることが考えられます。ボーダーラインのセンター試験得点率は
東大理Ⅲや京大医学部を超えそうです。

この兵庫医科大学センター試験利用入試後期の出願締切は
3月2日(月)消印有効ですから、国公立大学前期の試験を
終えて思ったような手応えを感じられなかった受験生や
「念には念を入れて」と考えて出願する受験生もいそうです。

東京医科大学のセンター試験利用入試の定員がこれまでの
20名から5名減って15名になる。定員が減らされれば当然、
難易度にも影響が出るでしょう。

医学部のセンター試験利用入試については明日も引き続きお伝えします。