2017年度の医学部入試もセンター試験を終え、いよいよ明日の
岩手医科大学医学部から本番ともいえる各大学医学部の一般入試が
始まります。
岩手医科大学医学部一般入試は岩手県盛岡市の岩手医科大学
矢巾キャンパスの他、東京、名古屋、大阪、札幌、福岡の全国
6試験会場で行われます。試験開始は9時ですから、8時半には
試験会場に着くスケジュールを考えておくといいでしょう。
岩手医科大学医学部についてのお問合せで多いのは
「岩手県の受験生が有利で、それ以外は不利になるのか」
というお問合せです。
東北の医学部受験生は、あまり気にしないようですが、
それ以外の地域の医学部受験生は気になるようです。
結論から言うと
「関係ない。どこの出身だろうと受かるべき受験生は受かる」
です。
メルリックスからも岩手医科大学医学部の受験生は多いのですが、
結果を見て関東勢は不利だなと思ったことは一度もありません。
繰り上げ合格を含めて、出身地は全く関係ありません。
岩手医科大学医学部一般入試の大きな特徴はその1次試験
合格者数にあります。募集定員88名に対し、昨年の1次試験
合格者は659名、一昨年が661名、その前年は671名でした。
この3年間岩手医科大学医学部は一般入試の1次試験合格者を
650名以上出しています。私立医学部入試で最も多く1次試験
合格者を出しています。
厳しい厳しい医学部入試では受験生のメンタルが医学部の合否に
影響します。一番最初の入試で1次合格となると気分良くスタートを
切れます。そういったこともあって年々志願者は増え、昨年は募集定員
88名に対し3,540名が志願しました。2次試験を東京で受けられることも
志願者増の一因だと思います。昨年の志願倍率は40.2倍でした。
さて、明日の岩手医科大学医学部入試で気を付けてもらいたいことが
一つあります。
昨年の岩手医科大学医学部の英語は、解答方式がマーク式に変更になり
問題も満点を取った受験生もそれなりにいたのではないでしょうか?
東北医科薬科大学医学部の数学と同じ様に、医学部入試の中では、
問題はかなり易しめでした。
岩手医科大学医学部の昨年の過去問をやって
「岩手医科の英語はいける!!」
と思っている医学部受験生もいるのではないでしょうか?
ちょっと待って下さい。昨年、英語の平均点が高すぎたと大学が考えれば、
問題を難しくするのは当然です。今年も昨年と同じ程度の難易度の問題が
出題されるとは限りません。
明日、1時間目の英語を受けて「まずい。去年のはスラスラ解けたのに
今年は全然ダメだ」と感じるかもしれません。それは自分の調子が悪い
のではなくて、英語の問題そのものが難しくなっているに違いありません。
明日、岩手医科大学医学部の問題が過去問のように解けなくても、それは
問題そのものが難しくなったからだと考えて、あわてないで下さい。