今日は医学部受験生に人気の
杏林大学医学部の入試がありました。
事前の予想どおり、杏林大学医学部は
志願者が前年に比べ701名増え、2,410名でした。
金沢医科大学医学部が今年の医学部の狙い目と
昨日書きましたが、
杏林大学の志願者増を見ると「やはり」と思います。
ところでセンター試験利用入試の予想ボーダーラインが
いくつかの予備校から発表されています。
今年はセンター試験が難しかったので、
ボーダーラインは全体的にほんのわずかですが
下がっている印象です。
中には大阪医科大学医学部のように
ボーダーラインがどうやら上りそうな大学もあります。
ベネッセ・駿台さん、代ゼミさん、河合塾さんが
それぞれ発表したボーダーラインを見てみると
いくつか目につく点があります。
まず、3予備校のボーダーラインで全てボーダーラインが
90%を超えたのは帝京大学医学部と近畿大学医学部の2校です。
順天堂大学医学部、昭和大学医学部、大阪医科大学医学部などは
ボーダーを80%台とした大学もありました。
医学部受験生の一般的な感覚からすると、
ちょっと違和感があるかもしれませんね。
ボーダーラインと言っても、
ベネッセ・駿台さんが合格可能性60%、
代ゼミさんと河合塾さんが合格可能性50%のことを
ボーダーラインとしています。
当然、ベネッセ・駿台さんのボーダーラインが一番高いと思いますが、
帝京大学医学部、愛知医科大学医学部、近畿大学医学部の3校は
ベネッセ・駿台さんの予想ボーダーラインが一番低くなっています。
それぞれの予備校があれだけ大がかりにやっても、
ボーダーライン予想は難しいんですね。
予想ボーダーラインはひとつの目安として
とてもありがたい存在ではありますが、
医学部受験生としては
どこかひとつの予想ボーダーラインだけを見るのでなく、
いくつかの予想ボーダーラインを比較検討して
自分なりの判断をすることが大切です。
尚、センター試験の得点調整ですが、
大学入試センターから正式に今年度は
得点調整をしないことが発表されました。