受験生の皆さんは医学部志望でも歯学部志望でも、
模擬試験は受けてきたと思います。
せっかく受けた模試も、受けっぱなしでは
模試を受けた意味が半減してしまいます。
そもそも模試は、何のために受けるのでしょうか?
一つは、その時点の自分の実力を知ることですね。
「何が出来て、何が出来ないのか」
「他の受験生と比べて自分の実力はどうなのか」
「志望校の合格ラインと自分の間に差はあるのか。
あるとしたら、どのくらいの差なのか」
こういったことが模擬試験を受験することで分かります。
ここで注意していただきたいのが、模試で導き出される
合格可能性判定です。自分の現在の力と志望校の合格ラインの差、
言い換えれば「現在の自分の実力だと志望校に合格する可能性は、
どれくらいあるのか」という指標が合格可能性判定です。
医学部受験生も歯学部受験生も、模試の結果が戻ってくるたびに、
この合格可能性判定は気になるのだろうと思います。
受験生の皆さんに注意していただきたいことは
「模試の合格可能性判定は、あくまで目安としかならない」
ということです。
国公立志望者も私立志望者も、文系も理系も、
模試は全ての受験生を対象にしています。
私からすると「こういった問題は私立医学部入試では出ないだろうな」
という問題も、模試では出ます。
逆に私立医学部入試ではよく出るタイプの問題も
他学部の入試ではあまり出題されないと、
模試ではあまり出題されません。
スピードと正確性が大切な私立医学部、歯学部入試ですが、
模試がそうだとは限りません。
模試の合格可能性判定を絶対視することなく、
あくまで目安と考えて下さい。
この後、何回かに分けて模試の活用法についてお伝えして参ります。
***メルリックスの推薦・編入・AO入試対策講座***
http://nyushi.melurix.com/archives/193
***メルリックス学院のお試し個別指導***
http://nyushi.melurix.com/archives/1701
***書籍好評発売中***