医学部入試

医学部入試の問題が合う、合わない。(2017-12-08)

医学部一般入試の受験校を生徒と話しているとよく聞くのが
「その大学の問題は合わない」という言葉です。
私が生徒に「この医学部を受けるといいと思う」と話すと
「そこは、問題が合わない」という返事が返ってくることが
あります。

「その医学部の入試問題が合う、合わない」
ということはあるでしょう。
「この大学の数学の誘導は、どうもしっくり来ない」
「この医学部の化学は問題文そのものが読みにくく、自分には合わない」
「あの医学部の生物は計算が多い上に論述もあり、合格点が取れるとは思えない」

医学部受験生の皆さんも、こんな感想を持つこともあるでしょう。
ここで考えてほしいことは「そのやりにくさは自分だけか」という
ことです。自分もやりにくいけど、他の医学部受験生も同じ様に
やりにくさを感じているかもしれません。そうであれば、その医学部
に出願することに尻込みする必要はありません。

ここで大切なことは、その医学部の合格最低点を確認することです。
自分がその大学の合格最低点を取ることができそうなのかどうなのか、
そのことをしっかり意識して下さい。

例えば、医学部の中でも最難関校の一つ、東京慈恵会医科大学は、
問題そのものも難しいのですが、昨年の正規合格者の合格最低点は、
得点率44.80%です。正規合格者ですら44.80%です。
東京慈恵会医科大学の入試問題で「4割なら取れる」と思うのであれば
ぜひチャレンジして下さい。

聖マリアンナ医科大学の昨年の1次試験合格最低点は400点満点で
236点、得点率59%でした。一昨年は400点満点で224点、得点率
56%でした。6割取ることができれば、1次試験には合格できます。

「問題が合わない」と簡単に片付けるのではなく、その医学部の合格
最低点を確認して下さい。

メルリックスでは、ほとんどの大学の合格最低点を一覧表にして、
生徒の受験校決定の参考にしてもらっています。皆さんもぜひ合格
最低点を確認してください。

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