「医学部入試は難しい」とか
「医学部は大変だ」
「医学部だけは別格」
などとよく言われますが、それは本当なのでしょうか。
一番分かりやすいのは、
偏差値で表された「入試難易度」ですね。
まずそこを少し見てみましょう。
私立大学の双璧と言えば
早稲田大学と慶應義塾大学でしょう。
まず、この両大学の難易度を偏差値で見てみましょう。
早稲田大学の基幹理工学部は
駿台さん、河合さん、代ゼミさんによれば
ボーダー偏差値は、61~64になっています。
(それぞれ違う数値が発表されています。)
慶應義塾大学はどうでしょう。
理工学部は学問によって多少違いますが、
ボーダー偏差値は61~67です。
早稲田大学以上に、各予備校の数値に差があります。
ちなみに細かく見ていくと
慶應義塾大学理工学部の
学問1と学問3のどちらが難しいかは
駿台さんと代ゼミさんでは全く逆になっています。
また、学問1と学問2では
駿台さんと代ゼミさんは学問1の方が難しいとなっていますが、
河合さんは同じとなっています。
さて、肝心の医学部はどうでしょう。
医学部の中で、受験生の人気という点では高くない
帝京大学医学部のボーダー偏差値はどうなっているのでしょう。
61~65です。
つまり、医学部のなかでも、
医学部受験生の人気という点では
もっとも低いかもしれない帝京大学医学部でも
早稲田大学や慶應義塾大学の理工学部と
同程度の難易度だということです。
私立医学部に合格するためには少なくとも私立の雄、
早稲田大学と慶應義塾大学の理工学部
に合格する程度の実力は必要だと言うことです。
もちろん、
更に難易度の高い医学部の方が多いということも
忘れないで下さい。