11月11日(日)に行われた兵庫医科大学
推薦入試の合格発表が17日(土)10時に
ありました。募集人員約12名の一般公募制
の合格者は昨年より1名少ない13名で、募
集人員5名以内の地域指定制の合格者は昨年
と同じ5名でした。兵庫医科大学の推薦入試
は一般公募制も地域指定制も合格した場合は
必ず入学するという条件の付いた専願制です
から、合計18名の医学部受験生が兵庫医科
大学への進学を決めたことになります。
メルリックス学院大阪校でも兵庫県の生徒、
男女各1名の、合わせて2名が兵庫医科大学
推薦入試に合格しました。
なお、兵庫医科大学推薦入試の地域指定制は、
兵庫県の医療に貢献する医師の養成を目的と
する入学試験で、出願資格に出身地制限があ
ります。
兵庫医科大学は入試について、アドミッショ
ンポリシー(入学者受け入れ方針)をかなり
細かく公表しています。
例えば、推薦入試を見ると「表現力、論理的
思考力をみるための小論文試験」「目的意識、
コミュニケーション能力、表現力、判断力、
協調性などをみるための面接試験」とありま
す。小論文、面接では、どの様なことを見る
のかが書かれていますので、受験生としては
分かりやすいでしょう。「そんなこと言われ
なくても分かる」と感じる医学部受験生や指
導者もいるかもしれませんが、「医学部入試
だからこうだろう」というのは想像でしかな
く、それが全ての医学部入試に当てはまるか
どうかは、分かりません。また、兵庫医科大
学のアドミッションポリシーを見ると、例え
ば面接では、目的意識つまり「本気で医学を
学びたいか」を最も重視していることが分か
ります。
大学によっては、医学部入試についての情報
公開がまだまだ不十分と感じる大学が多く、
各大学医学部が医学部入試について、さらに
受験生の立場に立った情報公開を進めること
を願っています。