医学部入試、医学部受験に関し、「情報格差」が
あるようだ、と昨日はお伝えしました。

インターネットの普及で、世の中に様々な情報
が溢れていますが、医学部受験生が自分にとって
必要で有益な情報に触れることは、案外難しい
事なのかもしれません。

情報が溢れているだけに、逆にいい加減な情報や
間違った情報、古い情報に振り回されてしまう事
もあるかもしれません。悪意は無くとも、誤解を
招いてしまう情報もあります。

例えば、子供を医学部に合格させた母親が「医学
部入試は、こうなんだ」と言う事があるようです。
自分の子供を医学部に合格させた人の言うことで
すから、聞いた方は「そうなんだ」と思うのも当
然かもしれません。

しかし、考えてみてください。この、子供を医学
部に合格させた親は、一例だけで医学部入試全て
を語っています。自分の子供の医学部受験経験が
全ての医学部受験生に当てはまるかというと疑問
が残ります。数人の子供が全て医学部に進学した
ケースでも同じことでしょう。

医学部予備校や大手予備校の関係者からの情報に
も、不十分な情報のため誤解を招くのではと心配
になる情報もあります。悪意があるとは思いませ
んが、もう少しきちんと調べてから情報を流すべ
きだと感じることが昨日もありました。

センター試験、医学部一般入試が近づいてきまし
た。様々な情報に触れる機会がこれから増えるで
しょう。

その情報が、信頼のおける情報かも考えるといい
と思います。私自身も医学部受験生の皆さんに根拠
のある情報をお伝えし、自分の予想は「予想」と分
かるように書くことを肝に銘じます。