昨日、お伝え致しましたように杏林大学
医学部は、一般入試後期を廃止し、新た
にセンター試験利用入試後期を実施する
ことになりました。新しいセンター試験
利用入試後期の募集人員は5名で、1次
試験は、これまでのセンター試験利用入
試と同じでセンター試験の「英語」「数学」
「理科2科目」となります。英語はリスニ
ングを含めて250点満点を、200点に圧縮
し600点満点とします。
英語のリスニングはありますが、国語と地
歴公民がありませんので、私立医学部受験
生も受験しやすい医学部のセンター試験利
用入試です。
これまでの杏林大学医学部のセンター試験
利用入試の2次試験は、小論文と面接でし
たが、新規実施のセンター試験利用入試後
期の2次試験では、小論文と面接の他に英
語の試験が課されます。
この2次試験での英語の試験時間は30分で
記述式になります。杏林大学医学部一般入試
は全科目マーク式ですので、一般入試の英語
とは少し違う内容になるかもしれません。
試験時間が30分という事を考えれば、読解
中心の長文問題のみかもしれません。
センター試験利用入試後期の2次試験で、1
次試験でも課す英語をさらに課す意図をお聞
きすると「多様な人材を入学させるため」と
いう返答でした。杏林大学医学部では英語に
力を入れていて、入学後も英語力向上のため
の授業に力を入れていたり、積極的に海外で
の臨床実習を推奨してもいます。
また、杏林大学医学部のディプロマ・ポリシー
には、「英語運用能力」も挙げられています。
こういったことから杏林大学医学部として「英
語力のある人材も入学させたい」と考えている
ことが分かります。
この杏林大学医学部センター試験利用入試後期
の出願期間は1月20日から2月12日となって
いますので、センター試験を受けて自己採点を
した後に出願することが出来ます。センター試
験の得点と2次試験の内容を踏まえて、出願を
考えるといいでしょう。
なお、2次試験日は3月1日になりますので、
他の医学部の一般入試後期の1次試験日と重な
るかもしれません。出願に際しては、そこも確
認してください。