医学部入試

アドミッションポリシーは必ず見る!(2019-10-16)

医学部推薦入試、歯学部推薦入試の試験日が近づ
いて来ました。推薦入試受験者には必ずやってお
いて欲しいことがあります。

志望校のアドミッションポリシーを読んでおくこ
とです。アドミションポリシーには、志望校合格
のヒントが書かれています。

昨日は、聖マリアンナ医科大学の推薦入試受験者
に聖マリアンナ医科大学に合格するために必要な
ことを話すガイダンスを行いました。

聖マリアンナ医科大学の指定校推薦入試では英語
の試験があり、公募推薦入試では英語に加えて
自然科学総合問題が出題されます。どのような
問題が出題されるか、どのような準備をしたらい
いのか、を話した後は面接と小論文についてです。

「面接の練習は、したことがある?」と聞いたと
ころ「通っている予備校でやった」と普段通って
いる、全国に校舎を持つ医学部予備校の名前を言
ってくれました。

そこでの面接指導の際に「MMIはやらなくていい
んですか?」と聞いたところ「MMIって何?」と
面接の先生に言われたので不安になってメルリック
スに来た、とのことでした。

面接の先生と何か行き違いがあったのかもしれませ
ん。本来、小論文を担当される先生とのことで医学
部の面接はあまり詳しくなかったのかもしれません。

聖マリアンナ医科大学一般入試の面接と小論文の配
点が変更されましたが、聖マリアンナ医科大学の入
試担当者から聞いている変更の理由を話し「だから
面接と小論文は、こういう準備が必要」という話を
した後にアドミッションポリシーを確認しました。

そこには「本学が求める学生像」の他に「本学が求
める学力」の項があり「本学では小論文試験および
面接試験を課し、人物を多面的に評価している。
小論文試験では文章の読解力および表現力、論理的
思考力を重視し、面接試験では、将来良き臨床医と
なるために必要な積極性、協調性、社会性を中心に
評価している」と書かれています。

ここから、聖マリアンナ医科大学の小論文、面接の
評価者は、どこを見ているかが分かります。

これまで聖マリアンナ医科大学推薦入試を受験した
受験者からの報告にある、面接で聞かれた質問は、
面接官が何を見たくて聞いてきたのかも分かります。
例えば、昨年の推薦入試では「医師に必要な資質
を二つ答えて」と言う質問がみんなに聞かれてい
ます。

アドミッションポリシーを見ていれば「学生時代
はもちろん、医師になった後も自ら学び続ける積
極性、患者や家族に限らず医療チームとも良好な
コミュニケーションを取ることの出来る協調性」
と即座に答えることが出来ます。

「最近気になったニュースは?」と聞いてきたら
「社会性を試されている」と分かります。当然、
どのような答えが望ましいかも分かります。

聖マリアンナ医科大学の例をお伝えしましたが、
医学部入試、歯学部入試全般に共通する話です。
医学部受験生、歯学部受験生の皆さんは、ぜひ志
望校のアドミッションポリシーを読むようにして
下さい。