医学部受験生の皆さんは、実際にどこの
医学部を受験するのか、ほぼ決めたところ
でしょうか?まだ、最後のところで迷って
いる受験生も少なくないでしょう。
改めて、医学部の受験校を決める時のポイ
ントをお伝えいたします。
医学部受験生の皆さんは「医学部の難易度」
「医学部の偏差値」は当然、気に掛けるで
しょうから、その他のことについてお伝え
いたします。
医学部の受験校を決める際に、「偏差値」の
他には「試験日程」を見るのではないでしょ
うか?
私立医学部の1次試験は、1月21日の国際
医療福祉大学医学部、愛知医科大学の1次
試験から休みなく続きます。私立医学部は
31大学ありますが、その全てを受験する
ことは現実的ではありません。
まず、国公立医学部を含めて、第一志望校
の日程を確定させます。次に、「ここは、
ぜひ受けたい」という医学部の日程を確定
させます。
ここまでは、それほど問題なく決められる
と思います。問題は、ここからです。
医学部受験生にとっては、1年に一度のチャ
ンスですから「ここも受けたい。あそこも
受けたい」となりがちです。そうすると試験
が何日も続くことになります。
受験生の皆さんからよくある質問で「何日
連続で受けられますか?」という質問があ
ります。
答えは「人による」です。メルリックスの
生徒達に聞くと「6日連続で受けたけど、
問題なかった」という生徒もいれば、「3日
が限界だった」という生徒もいます。多く
の生徒は、3日連続までは大丈夫のようです。
参考にしてください。
ここで気を付けて欲しいのは、「試験終了時
間」と「移動」です。福岡大学医学部は、1
次試験で小論文も書いてしまいますので、試
験終了時間は18時になります。1次試験を
終えて外に出ると既に真っ暗です。岩手医科
大学医学部や埼玉医科大学、関西医科大学な
ども、小論文を1次試験の際に書き終えてし
まいますので、試験終了は遅くなります。
これに対して、帝京大学医学部の1次試験は
3科目ですので、13時15分終了です。昼食
は試験終了後となります。1科目60分という
短時間の試験ということもあり、受験生への
負担は軽くなります。同じ3科目入試の東海
大学医学部の1次試験では、昼休みを取るた
め15時終了となります。
試験終了時間によっても受験生への負担が変
わりますので、試験終了時間も確認してくだ
さい。
「移動」ですが、私立医学部の中には、地方
試験会場を設けない大学も少なくありません。
地方試験会場があったとしても、泊まり込み
の受験となることもあるでしょう。遠方の場
合、試験会場と自宅や次の試験会場との移動
は大きな負担になります。
福岡大学医学部の1次試験を、福岡市の福岡
大学で受験し翌日に、杏林大学医学部を受験
するためには、福岡大学の試験が終わる18時
以降に東京へ向かう必要があります。これは、
かなりの強行軍と言えるでしょう。福岡大学
と杏林大学の両方を受験するのであれば、九
州の受験生も福岡大学医学部の1次試験は、
東京会場で受験するという手があります。
このように、負担の大きい「移動」も上手く
負担を軽くすることも出来ます。それぞれの
受験生の条件から、考えてみてください。
医学部の受験校決定のポイントは、この他に
もあります。明日、お伝えいたします。