東邦大学医学部の1次試験が明日になり
ました。東邦大学医学部の1次試験の配
点は英語150点、数学100点、理科2科
目150点(1科目75点)の合計400点
満点で行われます。
英語の配点が高くなっているため、英語
に自信のない医学部受験生は、受けにく
さを感じるでしょう。逆に、英語に自信
のある受験生なら受けたい大学の一つだ
と思います。
東邦大学医学部に出願した受験生は、ど
うしても配点が高く、出題内容も簡単と
は言えない英語に注意が向いてしまうと
思います。
もちろん、東邦大学医学部入試では英語
は大切です。しかし、英語にばかり気を
取られて数学をないがしろにすると数学
で足をすくわれてしまいます。
東邦大学医学部の数学は、試験時間90
分の全問マーク式です。出題分野に偏り
はなく、全範囲から万遍なく出題されて
います。他の医学部ではあまり出題され
ない極座標や極方程式からも出題されて
います。また、データの分析もよく出さ
れています。
試験時間は90分と長めではありますが、
問題量を考えれば余裕は無いでしょう。
東邦大学医学部の過去問を解くと分かる
と思いますが、前半の問題は解きやすい
問題が多くなる傾向があります。一方で、
後半の問題は、時間のかかる問題が多い
傾向にあります。
全問マーク式ですから、計算間違いは
命取りになります。確実な計算をして
ください。
過去問を解いて、東邦大学医学部の数学
の問題、解く順番に慣れておくといいで
しょう。
東邦大学医学部の英語は、長文中心の出
題になります。長文の内容は医学・医療
に関するものの他に自然科学に関する文
章が扱われることが多くなります。医学
・医療に関する専門的な単語にも、注が
付くことはほとんど無く、こういった文
章に慣れていないと読むのに時間が掛か
りそうです。
東邦大学医学部の英語長文問題で出題さ
れる長文は、問題によって読みやすさに
差があります。4題の長文問題の中で、
読みやすい長文問題から解くといいでし
ょう。
試験時間に余裕があるわけではありませ
んので、自分が最も読みやすいと感じる
問題から、解いていくことを考えてくだ
さい。
また、各問の選択肢は長文を読む前に、
しっかり読んでください。長文を読む
までもなく解ける問題もありそうです。
長文を読むにしても大切な部分が分か
ります。
東邦大学医学部の1次試験では、試験
時間60分の「基礎学力」の試験も行
われます。これは小論文に代わって行
われる試験ですが、赤本にも掲載され
ていませんので私立医学部入試に詳し
い予備校などで、どの様な問題が出題
されるか聞いておくといいでしょう。
東邦大学医学部では正規合格者の最低
点を公表しています。400点満点で昨
年は251点、一昨年は271点、3年前
は293点でした。
年により合格最低点は少し差がありま
すので目標点を決めるのは難しいので
すが、4科目合計で6割を切らないこ
とが、ひとまずの目標と考えていいと
思います。
昨年の正規合格最低点は62.8%でした
ので、6割を確実に取った上で、どこ
まで上乗せ出来るかだと思います。
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