大学入学共通テストが、当初の予定どおり来年の
1月16日(土)、17日(日)に実施されることが
決まりました。
また、一般選抜(一般入試)も予定通りの日程で
実施されることが決まりました。これらは間もな
く、文部科学省から正式に発表されます。
大学共通テストについては、日程に加えて追試験
の変更も決まりました。今年1月のセンター試験
までは、インフルエンザ感染者などで本試験が受
験出来ない受験生のために、本試験の1週間後に
東京と大阪で追試験を行っていました。
それが来年の大学入学共通テストでは、インフル
エンザなどの理由以外に「学習の遅れ」も追試験
受験理由として認めることになりました。追試験
の日程と場所も「本試験の2週間後に全国47都
道府県で」となりました。
新型コロナウイルスの感染拡大による高校休校の
影響を受けた高校生の救済策です。さらに、大学
入学共通テストの出願時に本試験ではなく追試験
を選択することも可能になります。
「学習の遅れ」の証明は必要なのか?浪人生の扱
いは、どうなるのか?まだ、はっきりしない点が
あります。
いずれにしても来年1月の大学入学共通テスト
では、本試験の2週間後に行われる追試験を選択
する受験生が多くなることが予想されます。受験
生としては2週間、さらに勉強が出来ますし本試
験の問題を見ることが出来ますので、「過去問が
無い」状況ではなくなります。
私立医学部一般入試や私立歯学部一般入試は、こ
れまでセンター試験の2日ないし3日後から始
まっていました。昨年のセンター試験の追試験
受験者はセンター試験受験者52万7千人中、
171人でした。医学部・歯学部一般入試に影響
を与えるほどの人数ではありません。
ところが、来年の大学入学共通テストでは追試験
受験者がかなり多くなると思われます。追試験を
受験するとなると、私立医学部や歯学部の一般入
試と日程が重なります。関西医科大学、近畿大学
医学部の1次試験、国際医療福祉大学医学部、北
里大学医学部の2次試験と試験日程が重なります。
大学入学共通テストを受験するのか、受験するの
であれば本試験か追試験か、それにより医学部受
験、歯学部受験は大きく変わります。
医学部受験生、歯学部受験生の皆さんは、慎重に
判断してください。迷うようであれば、いつでも
メルリックスに相談してください。