私立医学部も徐々に入試日程が判明してきました。
関西医科大学医学部一般入試の1次試験は1月
30日(土)、近畿大学医学部の1次試験は1月
31日(日)と発表されています。
1月の最終土曜日に関西医科大学医学部1次試験、
翌日の1月最終日曜日に近畿大学医学部の1次試
験という流れは昨年と変わっていません。
ただし、来年の入試日程は新型コロナウイルスの
影響でセンター試験に代わる大学入学共通テスト
の日程が予定されていた日程と変わりました。
当初予定の1月16日(土)、1月17日(日)に
加えて、高校の休校があったことに配慮して「第
2日程」が1月30日(土)、1月31日(日)に
追加されました。
この「第2日程」は本来、インフルエンザなどで
「第1日程」の受験が出来ない受験生のための追
試験なのですが、高校の校長が認めれば「学習の
遅れ」を理由とした受験も認められることになり
ました。現役生にだけ与えられた措置ですが、「第
1日程」に比べ、2週間長く勉強をすることが出来
ますので「第2日程」で大学入学共通テストを受け
る受験生もいるでしょう。
関西医科大学と近畿大学医学部の一般入試(一般
選抜)1次試験日が大学入学共通テストの「第2
日程」と重なってしまいました。大学にとって
想定外の出来事でしょう。それぞれの大学が、「第
2日程」と重なったことをどう考えるかです。試験
日を変更するのか、予定通りの試験日で実施する
のか、注意して見ていく必要があります。
私個人としては、「試験日の変更は無い」と考えて
います。関西医科大学も近畿大学も前期の医学部
入試は、全国に試験会場を設けます。関西医科大
学は4か所、近畿大学は5か所で前期の医学部入
試を行います。今から、全国の試験会場を確保す
ることは、かなり難しいと考えられます。
これはあくまで私個人の考えですので、二つの
大学の動きには注意して見て行く必要があります。