昨日は、「夏」は高校生も日頃の学校の勉強を離れ
て「自分の勉強」が出来る。正しい自分の勉強を
すれば、「夏」を境に大きく変われる、とお伝え
しました。
問題は、「正しい自分の勉強」をどうやって知る
かです。新型コロナウイルスの影響で学校が長期
に渡って休校し「学習の遅れ」を言われる高校3
年生が万全と勉強をすることは賛成できません。
「学習の遅れ」が言われているからこそ、志望す
る医学部や歯学部の入試で出題される問題に絞り、
それを解けるようにすることに集中したいところ
です。それが「正しい自分の勉強」です。
とは言え、多くの受験生が使う定番の問題集は大
学受験生全体を対象にしていますので、医学部受
験生や歯学部受験生は後回しにしていい問題も入
っています。それを端から全てやるのは効率のい
いやり方とは言えません。
では、自分にとっての正しい勉強を知るにはどう
したらいいのでしょうか?
医学部・歯学部の志望校の過去問を解いてくださ
い。ただし、解けることが目的ではありません。
志望校の入試問題は、どういった形式なのか、ど
れくらいの難易度なのか、試験時間に対して問題
量は、どうなのか等、を知ることが目的です。
ここで気を付けなければならないことは「志望校
の入試問題全てを解けるようにする必要はない」
ということです。満点ではなく、合格点を取るこ
とが受験勉強の第一の目標です。志望校の過去問
を解いてみて例えば「このくらいの難易度の問題
を、この時間で7割解くための勉強をやればいい」
と感じることが出来ればいいのです。出来れば3
校くらいを解いてみるといいでしょう。「夏」だか
ら出来ることです。
例えば英語なら「並べ替えはきっちりやらないと
いけない。長文そのものは難しくないけど、試験
時間に対して問題量が多いから長文を早く読める
ようにしなければならない。自分の今の単語力で
は早く読めないから、単語も強化する必要がある」
数学なら「あまり問題集には出ていない、データ
の分析がけっこう出ている。ちゃんとやらないと」
化学なら「なんか生物っぽい問題がよく出ている。
問題集には出ていないけど、対策が必要だ」とい
った感じです。
ざっとでもいいので、過去問を解いて「何を、ど
うやるべきか」を考えてください。
「過去問を解く時間も無い場合は、どうすればい
いのですか?」という声もあるかもしれません。
医学部入試、歯学部入試に詳しい先生に聞くのが
いいと思います。ちょっと宣伝っぽくなりますが、
メルリックスのオンライン合宿は、ご自宅から参
加いただけますが、「医学部で合否を分けるのは、
こういった問題。医学部の先生が作るとこういう
問題が多くなる。歯学部はこういう問題は出さな
いから気にしなくていい」といったこともお伝え
いたします。「自分の正しい勉強」を知るいい機
会だと思います。
もちろん、質問や相談も出来ます。自習もみんな
でオンラインを繋いで行いますので、張り合いが
あると思います。
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