新型コロナウイルス禍で休校になったのは、高校
だけではありません。高校以上に影響が大きいの
は大学です。
多くの大学は、未だにキャンパスへの立ち入りを
制限していて、授業はオンラインでの授業が続
いているようです。集団でのオンライン授業には、
いい点もありますが、大学や教員によって学生の
満足度にはかなりの違いがあるようです。
特に新入学生は、キャンパスに行くことすら出来
なく一人孤独にオンラインでの講義を受けている
ようです。大学での新たな出会いもなく、思い描
いていた大学生活とはほど遠いのが現実のようで
す。
こんな中、昨日ようやく九州大学で新入学生の歓
迎式が行われました。九州大学ではコロナウイル
ス感染拡大を受け、4月の入学式が中止になり講
義もすべてオンラインで実施されていました。
九州大学には2645人が入学しましたが、初め
ての顔合わせの機会となったようです。新入生代
表として医学部の入学生があいさつをした、との
ことです。あいさつの中で「入学すれば部活やサ
ークルに入って友人をたくさん作るものと思って
いたが、現実は予想もしなかった生活が待ってい
ました」と振り返ったとのことです。
高校の休校やオンライン授業について、医学部入
試・歯学部入試の面接や小論文で問われそうです。
「高校の休校中、どうしていたか?」「実際にオン
ライン授業を受けてどうだった?いい点と悪い点を
言ってみて」「大学は、まだ登校出来ない状態が続
いているけど、なぜだと思う?どう思う?」
面接官は大学の教員ですから、休校・オンライ
ン授業の当事者です。医学部や歯学部は実習が
欠かせないため苦労も大きいようです。
当事者である面接官や小論文の出題者は、医学
部受験生、歯学部受験生に聞いてみたい、と思
うのではないでしょうか?