１７ある私立歯学部の全てで、学校推薦型選抜
（推薦入試）または総合型選抜（AO入試）の
いずれかを行っています。

私立歯学部志望の皆さんは、一般入試の前に歯
学部進学を決めたいと考えているでしょう。私
立歯学部一般入試には、歯学部受験生だけでな
く、本来は医学部志望の受験生も併願してきま
すので、推薦入試やAO入試で歯学部進学を決
めたい、という考えはその通りだと思います。

では、私立歯学部推薦入試、AO入試で合格す
るためのポイントは何でしょうか？

「合格点を取るために必要なことに集中する」
です。

歯学部に限らず、受験は時間との戦いという面
もあります。現役生の場合は、学校の勉強と歯
学部対策の両方をやる必要があるため時間的に
厳しいものがあります。

高校では現在、数学Ⅲをやっているが歯学部入
試では使わない、ということはありがちなこと
です。高校では小論文をやらないが、歯学部入
試では小論文が出題される、これもよくある話
です。

高校の授業と歯学部入試の準備をどう両立させ
るか、それぞれの状況に合わせて考える必要が
あります。ここをなんとなくやってしまうと、
入試では痛い目に会います。

私立歯学部推薦入試、AO入試の合格のポイント
は、「どう時間を使うのか」ここにあります。

時間が有り余っているわけではありませんので、
「歯学部対策に使える時間で何をやるか」も重要
です。

例えば、数学の勉強でチャートを使うとすると、
どのチャートを使えばいいのかをきちんと考えて
ください。「大学入試なんだから青チャートを、や
らなければ」「せめて黄チャートは、やらなければ」
そう思う歯学部受験生は多いと思います。

しかし、それは「やりすぎ」です。歯学部推薦入
試合格のためには青チャート、黄チャートをやる
より、白チャートを短い時間で確実に正解できる
ようにすることの方が大切です。解けるだけでな
く、短時間で、です。

また、明海大学歯学部AO入試（総合型選抜）の
ように特殊な試験を行う歯学部では、その試験に
慣れることが重要です。明海大学歯学部総合型選
抜では、落ち着いて講義を聞けるのか、ドキドキ
しながら講義を聞くのかは、結果に大きく影響し
ます。

歯学部受験生の皆さんは、限られた時間を有効に
使うことを考えてください。

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