11月22日(日)に行われた近畿大学医学部
推薦入試(学校推薦型選抜)の1次試験合格者
が発表になりました。
募集人員25名の一般公募推薦入試の1次試験
合格者は70名でした。昨年の1次試験合格者
は、63名でしたので7名多い合格者でした。
今年の1次試験合格者が多くなったのは、2次
試験日が関西医科大学医学部学校推薦型選抜の
2次試験日と重なったことが一つの要因だと思
います。
関西医科大学医学部と近畿大学医学部の両方の
1次試験に合格した場合、2次試験日が重なっ
ていれば関西医科大学の2次試験に行く受験生
が多いと思います。そうなると近畿大学の2次
試験は欠席することになります。
このことを考えて近畿大学医学部は推薦入試の
1次試験合格者を増やしたのではないかと思わ
れます。
ちなみに昨年は1次試験合格者63名から2次
試験合格となった受験生は50名で、募集人員
の2倍の合格者でした。これは、近畿大学医学
部の推薦入試は専願制ではなく、入学辞退も認
められているからです。50名の合格者のうち
実際の入学者は11名で、39名が入学を辞退
しています。
今日は、一般公募推薦1次試験合格者の他に、
募集人員3名の大阪府地域枠で6名、募集人員
2名の奈良県地域枠で4名、募集人員2名の和
歌山県地域枠で4名、募集人員5名の静岡県地
域枠で7名の1次試験合格者が発表になりまし
た。
いずれの入試区分も2次試験は、12月6日
(日)に行われます。
11月22日(日)に行われた、この近畿大
学医学部の推薦入試で出題ミスがありました。
数学の問題で大問2の(3)で「四面体に関
する問題で、問題本文に記載されている条件
に誤りがあり、問題が成立しない」ことから
「大問」2(3)については全員加点としま
す」と発表されました。
この出題ミスは受験生に少なからず影響を与
えたと思います。大問2に時間を使った受験
生と他の問題に時間を使い、この問題には
多くの時間を使わなかった受験生とでは、結
果に差が出たのではないでしょうか?やりき
れない思いの受験生もいると思います。
医学部受験生の日頃の頑張りを見ているだけ
に、残念でなりません。