昨日お伝え致しました、大学入試センター発表
の「令和３年度大学入学共通テストの志願者数
等について」の続きです。

独立行政法人大学入試センターの、この発表に
は志願者数の他にも様々な情報が記されていま
す。

まず、実施初年度の大学入学共通テストを利用
する大学は前年と同じ７０６校です。内訳は、
国立大学８２校、公立大学９１校、私立大学
５３３校の合計７０６校です。国立大学と公立
大学は全大学が利用します。

この他に専門職大学５校、短期大学１５５校も
大学入学共通テストを利用し、すべてを合わせ
ると８６６校になり過去最多となりました。

ただ、私立医学部で新たに大学入学共通テスト
利用入試を取り入れた大学はありません。順天
堂大学医学部の地域枠は、昨年までセンター試
験を利用していたのですが、２０２１年度入試
から、大学入学共通テストを利用しないことに
なりました。

また私立歯学部では、大学入学共通テスト利用
入試を新たに導入する大学は医学部同様にあり
ません。東京歯科大学は、これまでセンター試
験利用入試をⅠ期とⅡ期の２回行っていました
が、２０２１年度入試から大学入学共通テスト
利用入試を１回にしました。

これに伴い、大学入学共通テスト利用入試の
募集人員はセンター試験利用入試に比べ5名
減となりました。

私立医学部、私立歯学部各校は大学入学共通テ
ストについて初年度は様子見といった感じです。

高校卒業予定者のうち、どのくらいの卒業予定
者が大学入学共通テストに志願したかを示す、
現役志願率は44.3％で、前年に比べ１％上が
っています。

全ての高校卒業予定者のうち、大学や短期大
学への進学を考えている人の、かなり多くが
大学入学共通テストに出願していると考えら
れます。

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