東邦大学医学部の配点は英語150点、数学100点、
理科2科目150点(1科目75点)と英語の配点が
高くなっています。
英語の配点が大きいため、東邦大学医学部に出願
する受験生は、英語に自信のある受験生が多くな
ります。英語の配点が大きいので、英語が重要な
のことは間違いありません。
しかし、英語に自信のある医学部受験生が多い
ため、合否を争う受験生は英語をしっかり解い
てくるでしょう。
そうなると、次に配点の大きい数学が重要に
なってきます。東邦大学医学部を受験する皆さ
んは、英語ばかりに気を取られることなく数学
の「東邦対策」もきっちりやってください。
東邦大学医学部の数学は、全範囲から満遍なく
出題されます。その中でも数列、ベクトル、三
角比、データの分析は毎年のように出題されて
います。
数学は10題が出題されますが、問題によって
難易度が異なります。10題の小問集合のような
感じですが、比較的解きやすい問題と解きにく
い問題が混在しています。
90分の試験時間を上手く使ってください。
なお、東邦大学医学部では各科目に基準点を
設けています。具体的な基準点は分かりませ
んが基準点を下回ると、総合点で合格点を越
えていても不合格となってしまいます。
なお、東邦大学医学部の昨年の正規合格者の
最低点は400点満点の269点でした。得点率
67.25%ですので、一つの目安と考えてくださ
い。繰り上げ合格者まで含めると、ここから
若干下がるでしょう。
なお、東邦大学医学部の1次試験では独特の
「基礎学力」も行われます。
2次試験の合否判定の際に使われるものですが、
1次試験で終えてしまいますので基礎学力の
準備も欠かせません。
東邦大学医学部では、総合入試(AO入試)を
今年度から始めました。ここでも、「基礎学力」
が課されましたが、これまで一般入試で出題さ
れていた「基礎学力」と大きな変化はありま
せんでした。今年度の一般選抜でも「基礎学
力」に大きな変化は無いと思います。
ちなみに私が直接担当する生徒2名が東邦大
学医学部総合入試に合格しましたが、基礎学
力対策も上手く仕上げていました。
なお、東邦大学医学部では、新型コロナウイ
ルスへの対応として、追試験も実施すること
を発表しています。追試験は2月15日(月)
が1次試験日になります。