文部科学省から「令和3年度国公立大学入学者
選抜確定志願状況」が発表されました。国公立
大学全体の志願者は、前年に比べ3.2%の減少
でした。
令和3年度(2021年度)の国公立大学全体の
募集人員は98,978人、それに対して確定志願
者数は425,415人で、志願倍率は4.3倍となり
ました。
前年の国公立大学と比べると、募集人員は
1,168名減っていて1.2%の減少です。一方、
志願者数は14,150人、3.2%減少となりまし
た。前年の志願倍率は4.4倍でしたので、4.3
倍の今年は若干、倍率も下がりました。
文部科学省の発表では、大学ごとの志願者数は
出ているのですが、各大学の学部ごとには出て
いません。旭川医科大学や福島県立医科大学の
ような「医科大学」も看護学部または看護学科
を併設していますので、医学部医学科単独の志
願者数は不明です。
ただ、文部科学省は「学部系統別志願状況」も
発表しています。そこには「医・歯」という
くくりがあります。それを見ることで、医学部
医学科と歯学部歯学科の志願者数合計が分かり
ます。
国公立医学部・歯学部の募集人員合計は7,935
人、それに対して志願者は35,503人でした。
前年に比べ852人、2.3%の減少でした。
国公立大学全体では3.2%の志願者減でしたの
で志願者減ではありますが、根強い人気も
うかがえます。
なお、文部科学省では前期日程の「2段階選抜
実施状況の概要」も発表しました。いわゆる
「足きり」の状況です。
それによると、前期日程では24大学37学部
で足きりが行われ、2,139人が「第1段階選抜
不合格」となっています。前年より1人多い
第1段階不合格者でした。