メルリックス学院からは毎年、多くの医学部
再受験生が医学部進学を果たしています。今
年も法学部などの文系学部卒、薬学部在学や
卒業、歯学部在学や卒業などの医学部再受験
生が医学部に合格しています。
文系学部については、学部名を示すと大学ま
で分かってしまうケースが多いので、このブ
ログでは学部名は伏せています。
毎年、多くの医学部再受験生を見てきて、
「再受験生には再受験生のやり方がある」と
感じます。
まず、置かれた立場によって勉強の進め方は
異なります。大学を休学していたり、卒業し
て受験に専念するような場合と、大学在籍の
まま、大学の授業と受験勉強の両立を考えて
いる場合や仕事を続けながらでは、勉強の進
め方が異なります。
まずは、自分の置かれた立場で最も医学部進
学の可能性が高いのは、どういったやり方な
のか、を考えてください。
医学部の編入学試験や総合型選抜(AO入試)
だけを考えるのか、一般選抜(一般入試)を
メインで考えるのか、そこをまず決めてくだ
さい。
医学部の編入学試験も考えるが、一般選抜を
メインに準備を進めるのであれば、気を付け
て欲しいことがあります。
「医学部入試の合否は総合点で決まる」こと
です。
理系学部出身でも文系学部出身でも、最も
時間が掛かるのが数学です。前回の大学受
験時の得意科目が数学だった人でも、数学
に時間を取られます。
数学は、それだけやるべきことが多いので
す。
ここで考えなければならないことは「数学
は、私立医学部で必要な4科目のうちの1
科目にしか過ぎない」ということです。
医学部入試の合否は総合点で決まります。
4科目のうちの1科目に多くの時間を費や
すことが自分の場合は正しいのか、を考え
てください。
「数学が出来なければ、医学部は合格出来
ない」そう思うのかもしれませんが、それ
は残る3科目でも同じです。
医学部合格のための受験勉強の進め方に、
決まりはありません。自分が志望校の入試
で、合格点が取れるようになればいいので
す。
合格点が取れるようになるために、自分の
場合はどうすべきか、をしっかりと考えて
ください。
ちなみに今日も、工学部を中退して医学部
を再受験し、日本大学医学部に進学した昨
年の生徒が顔を出しに来てくれました。