「過去問はいつやったらいいですか?」受験生の
皆さんからよく聞かれ質問です。過去問をやる時
期は、現役生と浪人生では異なります。
志望校の過去問はぜひ解いてもらいたいのですが、
いつ解けばいいのか医学部受験生も歯学部受験生
も迷うようです。
現役生と浪人生では過去問を解く時期が違うとし
ましたが、現役生と浪人生では、何が違うのでし
ょうか?
「実際に医学部入試、歯学部入試を経験したか、
していないのか」が異なります。
過去問を解く意味の一つは「どれくらいの難易度
の問題が出題されるのか、どれくらいの量が出題
されるのか」を知ることです。
浪人生は実際に入試を受けていますので、出題
される問題の難易度や量を体験しています。し
かし、現役生は分かっていません。
分かっていないまま勉強を進めるということは、
どこに向かって進めばいいのか分からないまま
走っているようなものです。
ですから、自分の勉強時間を確保しやすい「夏」
に志望校の過去問を解いてみて欲しいのです。
過去問を解くことで「これくらいの難しさの問
題が解けるようになればいいんだ」「これくらい
の量の問題を試験時間の中で解けるようになれ
ばいいんだ」と、これからの受験勉強の指針、
目安が出来ます。
また、過去問を解く際には合格最低点を意識し
てください。全問が解けるようになる必要はあ
りません。合格最低点を確実に取れるようにな
ることが目標です。
浪人生の皆さんは、今やらなければならない、
ということはありません。メルリックスのよう
に、テキストそのものが医学部の過去問中心の
予備校で学ぶ浪人生なら、なおのこと慌てる必
要はありません。
そうでなくても、「どこまでやればいいのか」
を分かっていれば、過去問は11月以降でいい
でしょう。