現役生も浪人生も、受験生なら模擬試験を受けて
いると思います。「模試の受験なしで医学部合格、
歯学部合格は無い」と言っていいくらいです。
「模試は受けている」と言っても、受ける意味を
分かって受けていますか?高校や予備校の流れで
何となく受けていませんか?
模擬試験を受ける意味はいくつもありますが、そ
の一つが「試験時間を意識する」です。
普段の勉強で問題を解くときに「時間」を意識す
ることは、あまりないでしょう。時間を意識する
と言っても「10分考えて分からなかったら答えを
見る」といったようなことが多いのではないでし
ょうか?
しかし、入試には「試験時間」があります。試験
時間内で問題を解かなければなりません。そこが
普段の勉強と大きく違います。
与えられた試験時間を最大限有効に使わなければ
なりません。そのためには「問題を解く順番」も
考えなければなりません。
全問解ければいいのですが、そうは行かないこと
の方が多いでしょう。特に私立医学部入試、歯学
部入試の試験時間は短めです。
「試験時間は短い。しかし、試験時間に比べ問題
量は多い」私立医学部入試、私立歯学部入試のポ
イントは、ここにあります。
日頃の勉強では、それほど「時間」を意識して
いないと思います。だからこそ、模試で試験時間を
意識することが大切なのです。「時間を意識して問
題を解くことは模試でしか出来ない」と言っても
いいくらいだと思います。
「一つの問題にどれくらいの時間をかけるのか」
だけではありません。「試験開始と同時にやること
は?」「見直しの時間はどうするのか」「残り5分
になったときにやることは?」
こういったことは普段の勉強では、なかなかやれ
ないことです。模試を通じて「試験時間の使い方」
を身につけてください。