歯学部入試

私立歯学部の学校推薦型選抜、総合型選抜もほぼ
終わり、いよいよ私立歯学部の本番入試である一
般選抜に向かいます。

私立歯学部の推薦やAO入試では受験者全員が合
格するわけではありません。残念な結果に終わった
歯学部受験生の皆さんは、次の歯学部入試に気持ち
を切り替えてください。

今年の私立歯学部推薦入試では、慶應義塾大学との
合併協議開始を発表した、東京歯科大学の志願者動
向が注目されました。

東京歯科大学は、まだ結果を公表していませんが
試験会場の掲示を見た受験者の報告によれば、公募
107名、指定校23名、帰国子女15名だったようで
す。

昨年の東京歯科大学公募推薦の志願者は、61名と
思われますので、今年は1.8倍の志願者を集めまし
た。「慶應」効果と考えていいでしょう。

その東京歯科大学と慶應義塾の合併は、「無期延期」
といったことが発表されました。東京歯科大学一般
選抜への影響はどうでしょうか?

私は「慶應」効果は続くと思います。歯学部受験生
としては、「慶應大学歯学部になるのが少し先になっ
ただけ」と考えたいのではないでしょうか?

ここで考えなければならないのは「医学部志望者の
動向」です。東京歯科大学は、医学部志望者の併願
の多い歯学部です。ただ、選抜1期の試験日は医学
部4校の1次試験日と重なっています。1期につい
ては、医学部志望者は出願してこないと考えて良さ
そうです。ただ、2期は医学部志望者の出願が多く
なりそうです。

私立歯学部受験生は、歯学部一般選抜では何校か併
願します。推薦のように「1校しか受けられない」と
いうことはありませんので、東京歯科大学だけに集中
するということは無いでしょう。

私立歯学部一般選抜は、大学によって試験科目、試
験範囲が異なります。例えば、東京歯科大学と昭和
大学歯学部だけは数学ⅡBまでが出題範囲になりま
す。頑張ってⅡBまでやるのか、冷静に考えてくだ
さい。

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