医学部入試

大学入試共通テストを所管する独立行政法人大学
入試センターから来年1月の共通テスト志願状況
が発表されました。

2022年度大学入学共通テストの志願者数は、前年
を4,878名下回る、530,367名でした。前年の志
願者数に比べ、0.9%の減少となりました。

このうち現役生は、449,369名で前年に比べ426名
の減少でした。ただし、来年3月に高校を卒業する
予定の高校3年生の共通テストへの志願率は、
45.1%と過去最高となりました。現役志願者の減少
は、18歳人口の減少が大きく影響しています。

浪人生(既卒者)の共通テスト志願者は、76,785名
で前年を4,222人下回りました。最近の大学受験生
の傾向として「行きたい大学より行ける大学」とい
うことが言われていますが、大学入試全体としては
浪人する受験生は減っています。

来年1月の共通テスト志願者は減少しましたが、主
な理由は「浪人生の減少」でした。

ただし、医学部受験生には当てはまりません。医学
部受験生は、医学部に進学するためには、浪人する
ことも覚悟をしています。

現役志願率の上昇は、「共通テストの過去問がある」
ということが一番の理由だと思います。昨年は共通
テスト初年度でしたので、受験生はどのような問題
が出題されるのか不安だったと思います。それが、
今年は「過去問」がありますので、「受けよう」と
いう気持ちになったのではないかと思います。

ところで、私立医学部入試にも私立歯学部入試に
も、共通テスト利用入試があります。出願を考える
際には「合否判定に使用する科目」を確認してくだ
さい。大学によって様々ですから、自分に合った試
験科目の医学部、歯学部を選んでください。

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