今日は愛知県でオミクロン株の市中感染が確認された
ようです。医学部受験生、歯学部受験生の皆さんは、
不安に思うかもしれません。
イギリスやフランスでは、新型コロナウイルスの1
日の感染者が20万人を超えています。アメリカも
同様の状況です。ヨーロッパなどでの新型コロナウ
イルスの新規感染者の多くは、オミクロン株の感染
のようです。
海外のこういった状況を見ていると、日本でもオミ
クロン株による感染者の急増が危惧されます。「入試
がどうなるのか」と不安に思う医学部受験生、歯学部
受験生は多いと思います。
その中で「私立医学部入試(私立歯学部入試)が新型
コロナウイルスの感染拡大の影響で、共通テストだけ
で合否が決まるのではないか?」という心配もあると
思います。
確かに今春の入試で横浜国立大学が、大学での個別試
験(2次試験)を行わず、共通テストだけで合否を決
めました。
一部の予備校は、来年1月、2月の新型コロナウイル
スの感染拡大に備えて共通テストの受験を勧めていま
した。
私立医学部受験生や私立歯学部受験生の多くは、共通
テストに出願していないでしょう。「共通テストだけ
で合格者を決めることになったらどうしよう」そう
心配しているかもしれません。
しかし、新型コロナウイルスの感染拡大があったとし
ても、心配する必要はないでしょう。
私立医学部入試や私立歯学部入試の共通テスト利用
入試の募集人員は少数です。ほとんどの医学部の共
通テスト利用入試の募集人員は10名程度です。歯
学部もせいぜい15名程度です。
一般選抜での入学者を共通テスト受験者だけで決め
てしまうことには無理があります。社会的に許され
ないことです。
一般選抜での受験生への、いくつかの要請があるか
もしれませんが、試験が行われないことは考えにく
いですから私立医学部受験生、私立歯学部受験生の
皆さんは、落ち着いて試験への準備を進めてくださ
い。