医学部入試

「東大ブランド」は強いと感じます。テレビのク
イズ番組の解答者は、東大生や東大出身者が目立
ちます。「東大ブランド」の象徴として、東大生の
入試へのアドバイスがあります。

東大生の受験生へのアドバイスの一つとして、「東
大生が薦める問題集、参考書」があります。東大生
が「自分が使って良かった問題集や参考書」を紹介
するものです。

「東大生が、これを使って東大に合格したのなら間
違いなくいい問題集」とは一概には言えません、そ
の東大生には良かったのでしょうが、「全ての受験
生に向いているか」と言うと、そうとは限りません。

東大を目指せるくらいの学力の受験生には良くても、
まだ基本が怪しい受験生には向かない問題集は当然
あります。試験時間が十分にあって、じっくり考え
る時間が与えられる東大の入試には向いている問題
集でも、試験時間の短い私立医学部入試、私立歯学
部入試には向いていないことは十分にあり得ます。

医学部受験生、歯学部受験生の皆さんは、今の自分
の学力状況を考え、自分に合った問題集で学習を進
めてください。また親御さんも、自分の子供に相応
しい問題集かどうかを、冷静に判断してください。

誰にも頼らないで一人で勉強をするのは悪いことだと
は思いません。ただし、客観的に受験生本人を見てく
れる人がいないと、自分には相応しくない問題集を使
って、勉強をしてしまうことが考えられます。

医学部受験生、歯学部受験生の皆さんと話している時
に「今まで、どんな問題集を使っていましたか?」と
聞きますが、「これです」と言われた時に「だから
上手く行かなかったんだ」と思うことが少なくあり
ません。せっかくの努力が効率の悪いものにならな
いよう、使う教材は慎重に選んでください。

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