独立行政法人大学入試センターが、来年1月の大学
入学共通テストの志願者数を発表しました。共通テ
ストの志願者は、前年を17786人、3.4%下回
りました。
2023年度の共通テスト志願者は512581人
で、このうち現役生は436873人と志願者全体
の85.2%が現役生でした。共通テスト志願者のうち、
現役生が占める割合は昨年から0.5%増えました。
それでも共通テスト現役生志願者は、前年に比べ
12496人の減少です。
これは、高等学校卒業見込み者数が減少しているこ
とが、大きな要因です。ちなみに、高等学校卒業見
込み者のうち共通テストに出願した者の割合は、前
年と同じ45.1%でした。
浪人生(既卒者)の志願者は71642人で、全年
に比べ5143人減っています。大学受験生の現役
志向が見て取れます。
大学入学共通テストを利用する大学は、国立大学82
校、公立大学94校、私立大学535校、合計711
校となっています。
ほぼ全ての大学が、何らかの学部で共通テストを利用
していますが、岩手医科大学医学部、東邦大学医学部、
兵庫医科大学医学部、久留米大学医学部など私立医学
部受験では、共通テストを利用しない大学も少なくあ
りません。
私立歯学部受験では、奥羽大学歯学部を除く16歯学
部で共通テストを利用します。