医学部入試

合格する金沢医科大学AO入試の自己推薦書の書き方

医学部入試はAO入試、推薦入試、一般入試と続きます。

私立医学部AO入試は東邦大学医学部、東海大学医学部、大阪医科薬科大学医学部、藤田医科大学、兵庫医科大学、岩手医科大学医学部、獨協医科大学、川崎医科大学、金沢医科大学で行われます。

 

このうち、募集人員が15名と多く、なおかつ受験資格が「25歳以下」と比較的緩やかなのが金沢医科大学のAO入試です。

 

金沢医科大学AO入試の1次試験は学力試験で英語、数学、理科2科目と一般問題となります。

数学の出題範囲は「1・A」のみで、理科の出題範囲は「基礎」になりますので、他の医学部入試に較べると出題範囲はかなり絞られますが、このほかに「一般問題」が出題されます。

 

金沢医科大学AO入試の受験を考える受験生の多くが「一般問題ってなに?」と困惑するようですが、現代文の問題と考えていいと思います。

 

金沢医科大学AO入試の1次試験は英語、数学、理科2科目、一般問題の5科目を100分で解きますので1科目20分の計算になり、時間配分が重要になります。

1次試験の学力試験の配点は200点で、1科目40点の計算になります。

 

金沢医科大学AO入試の2次試験は、配点140点の面接と自己推薦書が配点60点で評価され、2次試験の配点は1次試験の学力試験の200点と同じ200点になります。

 

金沢医科大学AO入試は「最低限の学力は必要だが、金沢医科大学が求める人材かどうかが重要」な医学部入試です。

 

「金沢医科大学がAO入試で求める人材か?」、が2次試験で問われます。

 

2次試験では、自己推薦書に60点の配点がついています。

これは、1次試験の数学や英語より大きい配点です。

 

当然、金沢医科大学AO入試で合格しようと思えば、自己推薦書にも力を入れるでしょう。

 

その金沢医科大学AO入試の自己推薦書ですが、「目指す医師像」など書く内容は指定されています。

それに沿って1000字で書けばいいのですが、なかなか書けない受験生が多いようです。

外部の方から添削を頼まれることも多いのですが、「金沢医科大学に行ったことも、金沢医科大学の関係者と話したことも無い先生が指導したんだろうな」と思う自己推薦書がほとんどです。

 

金沢医科大学AO入試の入試要項をよく読んで、金沢医科大学がどのような受験生を求めているかを理解することが重要です。

もちろん、金沢医科大学のアドミッションポリシーを理解することは大切ですが、それ以上にAO入試で求めている受験生像を理解してください。

 

そのうえで、自己推薦書には「自分は金沢医科大学がAO入試で求めている受験生像に合致している」ということを書いて下さい。

 

普通、医学部入試で志望理由遺書などの出願書類は、評価の対象としません。

それは、「だれが書いたか分からない」からです。

極端な言い方をすれば、「カンニングしても分からない」です。

 

しかし、金沢医科大学AO入試では、自己推薦書に60点の配点を付けています。

数学や英語より、大きな配点です。

 

その理由は分かっていますが、内々で聞いたことですから、ここでは控えます。

自己推薦書の指導をして頂く際には、なるべく金沢医科大学に精通した先生に指導していただくといいと思います。

 

なお、メルオンの金沢医科大学AO入試対策講座の参加者は、自己推薦書の添削も致します。