私立医学部の学校推薦型選抜(推薦入試)、総合型選抜(AO入試)も終わり、残すところは、来年1月からの一般選抜(一般入試)のみとなります。
駿台予備学校や河合塾の模擬試験での志望動向を見ると、駿台予備学校も河合塾も私立医学部については「堅調」としています。
医学部受験生は浪人生も多く、「高校3年生全体の減少」の影響も他学部に比べれば軽微です。
模試の「合格可能性判定」に書かれた大学・学部を見ると、「医学部人気は根強い」と感じます。
その私立医学部一般選抜ですが、例年と大きな違いがあります。
それは、「1次試験日がそれほど続かない」ことです。
例えば昨年の私立医学部一般選抜の1次試験は、1月18日から2月4日まで17日連続で医学部1次試験が続きました。
ところが来年1月からの2024年度入試は1月16日の愛知医科大学1次試験から私立医学部入試はスタートしますが、2日後の1月18日は私立医学部入試の無い日になります。
この他に1月29日、2月5日が1次試験の無い日になります。
いつもの年であれば、「どこを受けるか」だけでなく、「どこで休むか」も考えなければなりませんでしたが、来年の一般選抜は「どこで休むか」についての悩みは軽減されました。
来年の私立医学部一般選抜のポイントとなる日がいくつかあります。
まず、1月21日と22日です。
21日は獨協医科大学と川崎医科大学の1次試験が重なりました。
獨協医科大学も川崎医科大学も、私立医学部の中では「難しくない」大学とされています。
特に川崎医科大学は、「私立医学部で一番易しい」とされています。
「川崎医科大学の偏差値が低い理由」の動画は、こちら
獨協医科大学の1次試験は22日にもありますが、前日に川崎医科大学を受験すると「移動」があるため、獨協医科大学の2日目を受けるのは難しくいなります。
1月21日と22日をどうするのか、ここがポイントの一つになります。
この他にもポイントとなる日はありますが長くなりますので、最大のポイントについてお伝えします。
来年の私立医学部一般選抜最大のポイントは2月1日、2日、3日になります。
この3日間で日本大学医学部、日本医科大学、東京女子医科大学、久留米大学医学部、埼玉医科大学、昭和大学医学部、東海大学医学部、福岡大学医学部、順天堂大学医学部の合計9校の医学部1次試験があります。
また、東海大学医学部は2月2日と3日の2日間1次試験が設定されています。
さらに、2月1日は日本歯科大学、2日は東京歯科大学、3日は日本大学歯学部の試験日になっています。愛知学院大学歯学部は2日と3日が試験日になっています。
歯学部を併願する受験生は、2月1日、2日、3日のどこかで歯学部を受けることもあるでしょう。
「来年の2月1日、2日、3日をどうするか」は、医学部受験の結果に大きく影響すると思います。
細かい理由は省きますが、2024年度私立医学部一般選抜前期の最大の狙い目大学は、東海大学医学部です。
女子の受験生は、東京女子医科大学も狙い目と言えます。
大学にこだわらないのであれば、東海大学医学部、東京女子医科大学の受験をオススメします。
2024年度入試の「狙い目大学」や「ポイントとなる日」については動画で詳しく解説していますので、ぜひ動画を御覧下さい。
2024年度私立医学部一般選抜の解説動画は、こちら