今年の東北医科薬科大学医学部一般選抜は、募集人員95名に対し2045名が志願しまし、志願倍率は21.5倍となりました。
前年の志願者数と比べると312名、18.0%の大きな増加でした。
東北医科薬科大学医学部の入試で大きな変更は無く、試験日重複は昨年もありませんでした。
東北医科薬科大学医学部の志願者が増えた理由として考えられるのは、昨日1月18日(木)に私立医学部の試験が無かったことが考えられます。
昨年は、1月18日から2月3日まで1日の休みも無く私立医学部の1次試験が続きました。
全ての日を受けるわけには行きませんで、休みの日を作る必要があり、東北医科薬科大学医学部の1次試験日を「休み」とした受験生が多少なりともいた、と思われます。
それが、今年は東北医科薬科大学医学部の1次試験日の2日前が、医学部入試の無い日でしたので、受けやすかったのだと思います。
東北医科薬科大学医学部入試の配点は、英語も数学も理科(1科目)も同じ100点の配点で400点満点になります。
英語は試験時間70分で、大問4題が出題されます。
長文問題はやや長めの英文になりますが、長文問題以外は難しくないものが多いので、長文問題以外の問題を手早く解くことが出来れば長文問題に時間を使えます。
長文問題にどけだけの時間を使えるかが重要になります。
東北医科薬科大学は、薬学部の単科大学が母体となって医学部を設置しました。
こういった関係から医学部入試初年度の数学は、医学部の数学としてはかなり易しかったのですが、現在では私立医学部では標準的な難易度となっています。
試験時間は70分で、大問は3題です。
東北医科薬科大学医学部の数学は「頻出分野」と言えるような分野はなく、年により様々な分野から出題されています。
問題の誘導に上手く乗って解き進めることが大切ですので、問題文をしっかり読んでください。
東北医科薬科大学医学部の化学は、基本的な問題が多く出題されます。
易しいからと言って、急いで解こうとすると思わぬ勘違いなどがありますので落ち着いて解き進めてください。
東北医科薬科大学医学部の解答形式は、全科目マーク式になります。
東北医科薬科大学医学部の難易度は、河合塾の「医学部偏差値ランキング」では昭和大学医学部、東邦大学医学部、東京医科大学医学部、大阪医科薬科大学医学部などと同じ偏差値67.5とされています。
これは1つには、東北医科薬科大学医学部では修学資金制度があり、最大3000万円の修学資金が貸与され、卒業後一定の条件を満たせば返還義務は無くなります。
このことから、東北地方の国公立医学部志望者が東北医科薬科大学を私立医学部の併願校とする傾向にあります。
このことが、優秀な受験生を集めることに繋がっています。