医学部入試

高校の定期試験のことを思い出せば、勇気が出てくる

私立医学部入試が続いています。

今のところ、どの医学部の1次試験にも合格出来なかった受験生の方もいると思います。

そういった受験生は、医学部合格を半ばあきらめてしまっているかもしれません。

 

募集人員が少なくなり、倍率も前期以上に高くなる私立医学部後期・Ⅱ期入試は「1次にどこも受かっていない自分では、出すだけ無駄。受験料がもったいない」と思っているかもしれません。

 

そう思うのも、分からないでもありません。

しかし、ちょっと待って下さい。

 

先日もお伝えしましたが、私立医学部入試の後期・Ⅱ期にはチャンスは十分にあります。

 

私立医学部入試の受験者は大学ごとに多少の違いはあるものの、同じような医学部志望の受験生の集団が毎回、競っています。

私立医学部入試で合格するためには、まず1次試験で一定の順位に入る必要があります。

 

私立医学部入試で合格するためには「成績上位〇番以内に入る」ことが必要です。

 

ここで、高校の中間試験や期末試験といった定期試験を思い出して下さい。

定期試験のクラス内順位は、いつも同じでしたか?

「いつも1番」という人でない限り、毎回順位は変わっていたと思います。

たかだか40人程度の集団でも、試験をやるたびに順位は変わっていたと思います。

 

40人程度でも毎回成績順位が変わっていたと思いますが、私立医学部入試は1000人、2000人の集団が成績を競います。

ちょっとしたことで、どれだけ順位が動くか考えてみて下さい。

 

私立医学部入試で何校に合格しても、進学出来るのは1校だけです。

1校に受かれば、医学部への進学が出来ます。

1校でいいのです。

 

先日もお伝えしましたが、私立医学部入試で既に合格通知を受け取った受験生は後期・Ⅱ期は受けません。

仮に受けるとしても、合格した大学よりも志望順位が高い大学です。

いわゆる「偏差値上位」の大学になります。

 

多くの私立医学部後期・Ⅱ期入試では、前期で合格した強敵のいない戦いになります。

 

これまで多くの医学部受験生を見て来ましたが、医学部合格が決まると気持ちを維持することは非常に困難です。

「後期・Ⅱ期も頑張る」と言っていても、結局は受けないことは珍しくありません。

 

私立医学部入試の後期・Ⅱ期は手の届かない強敵がいなくなり、同じような学力の受験生が競う戦いとなります。

高校の定期試験を振り返って分かるように、試験は毎回順位が大きく変動します。

 

「今日は上手くいった」という日が1日あればいいのです。

まだ私立医学部入試は続きます。

これまでの努力を信じて、最後まで力を尽くして下さい。

 

きっと、いい結果が待っています。