歯学部入試

私立歯学部推薦入試で東京歯科が志願者減、志願者100名超えは大阪歯科のみ

高校生が夏休みに入りますので、これから私立歯学部のオープンキャンパスが続きます。

来週の土曜日、20日は東京歯科大学、28日(日)は大阪歯科大学がオープンキャンパスを開催します。

歯学部受験を考えている皆さんは、受験を考えている歯学部のオープンキャンパスに参加できるなら、ぜひ参加するといいと思います。

 

実際に歯学部のキャンパスに足を踏み入れ、大学の説明を聞くことで、大学の雰囲気を感じることが出来ます。

設備はもちろんですが、学生の様子やオープンキャンパス参加者への大学の対応などで、「自分に合った大学か」を感じ取ってください。

大学からの説明では、「受験生が聞きたいこと」を、「ちゃんと話してくれているのか、大学の都合を優先しているのか」なども感じ取ってください。

 

私立歯学部受験では、多くの受験生が学校推薦型選抜(推薦入試)の受験を考えると思います。

17の私立歯学部、全てで学校推薦型選抜(推薦入試)を実施しています。

ほとんどの大学では、評定平均による受験資格の縛りはありませんので、しっかりした準備をすれば多くの私立歯学部志望者は、一般入試(一般選抜)の前に歯学部進学を決めることが可能です。

 

昨年の私立歯学部推薦入試(学校推薦型選抜)の結果を見てみると、歯学部人気校では日本歯科大学(東京)と大阪歯科大学が志願者を伸ばしましたが、東京歯科大学と昭和大学歯学部、日本大学歯学部は志願者を減らしています。

 

志願者を前年の41名から27名に、35%も減らした昭和大学歯学部では試験科目の理科を、これまでの2科目から1科目に変更して受験生の負担を減らしました。

昭和大学歯学部推薦入試の志願者は、「増えるのは増える」とは思いますが、大きく増えるのかは微妙だと思います。

理科を1科目にしたことが、「受験生にどれだけ浸透するか」だと思います。

 

私立歯学部で受験生や保護者の人気を集める東京歯科大学の推薦入試の志願者は、前年の102名から17名減って85名となりました。

東京歯科大学推薦入試は、17%の志願者減でした。

 

一方、大阪歯科大学の志願者は、前年の109名から8名増えて117名となりました。

大阪歯科大学の推薦入試志願者数は2年連続で、私立歯学部でトップとなりました。

大阪歯科大学が推薦入試(学校推薦型選抜)の志願者を多く集める要因として、関西唯一の歯学部ということもありますが、「推薦入試が専願制ではない」ということも大きな要因となっています。

 

ほとんどの私立歯学部推薦入試は、「合格した場合は必ず入学する」という条件の付いた「専願制」となっています。

そんな中、愛知学院大学歯学部の公募推薦B、朝日大学歯学部の一般推薦と大阪歯科大学推薦入試が専願制を取っていません。

専願制でない、ということは合格しても「志望順位の高い、他の歯学部を受験できる」ということになります。

国公立歯学部受験などを考えるのであれば、私立歯学部推薦入試で、専願制ではない歯学部の受験を検討するのもいいと思います。

 

17の私立歯学部全てで学校推薦型選抜(推薦入試)を行っていますので、どの歯学部を受験するのか、で迷うかもしれません。

オープンキャンパスに参加して大学の雰囲気を肌で感じるのもいいと思います。

また、私立歯学部の推薦入試は大学によって試験内容が異なりますので、自分にあった試験内容の大学を選ぶこともいいと思います。

 

数学に苦手意識を持つ受験生であれば、学力試験は英語だけの日本歯科大学生命歯学部や、数学に代えて国語で受験することも可能な昭和大学歯学部もいいと思います。

自分にどの歯学部の推薦入試またはAO入試が向いているのか分からなければ、私立歯学部入試に詳しい塾や予備校に相談するといいでしょう。

もちらん、メルオンでもご対応させていただきます。

ホームページの「問い合わせ」からご相談ください。

 

私立歯学部推薦入試は、大学によって倍率に違いがあります。

推薦入試受験者が、ほぼ全員合格となる大学もありますし大阪歯科大学のように倍率が2倍を超える大学もあります。

 

とにかく早く歯学部進学を決めたいのであれば、倍率の低い歯学部推薦入試を考えるといいでしょう。

一方で、「一般入試もあるので、推薦入試は第一志望の歯学部を受ける」という考えもあります。

 

どちらの考えが正しい、ということはありません。

私立歯学部推薦入試(学校推薦型選抜)の受験校を決める際には、様々な要因を自分なりに考え、親御さんや先生ともよく相談して決めるといいと思います。

 

なお、私立歯学部推薦入試(学校推薦型選抜)は、学力試験の他に小論文と面接が行われることが一般的です。

学力試験対策も重要ですが小論文、面接対策も忘れないようにしてください。

 

なお、メルオンでも私立歯学部推薦入試対策を行っています。

全て、ご自宅での受講となりますので全国どこの歯学部受験生でも、移動の負担なく小論文・面接を含めて、大学別の私立歯学部推薦対策を受講していただけます。

 

メルオンの大学別私立歯学部推薦入試対策は、こちら