今年1月から3月にかけて行われた、私立歯学部一般選抜には前年を9.2%上回る
6982名が志願しました。
この中には大阪歯科大学一般選抜前期309名、東京歯科大学一般選抜1期294名、日本大学歯学部一般選抜A方式256名など、多くの志願者を集めた大学もあります。
また、私立歯学部受験では一般選抜の前に推薦入試(学校推薦型選抜)やAO入試(総合型選抜)を受ける受験生も多く、「私立歯学部の本番入試は推薦・AO」と言ってもいいくらい、推薦入試やAO入試で多くの志願者を集めています・
一方で、全ての歯学部入試を終え、入学定員を満たすことの出来なかった歯学部もあります。
ただ、「定員割れ」の歯学部も、他の学部であるような「受験者全員合格」とはしていません。
これは歯学部の場合、卒業後に歯科医師国家試験が控えているからです。
私立歯学部入試では仮に「定員割れ」であっても。「歯科医師国家試験に合格する能力に欠ける」と思われる受験生は、不合格とします。
この点は、他学部とは異なる点で、私立歯学部入試は厳密に入学者選抜を行っています。
とは言え、「大学を選ばなければ、歯学部入試で合格することはそれほど難しくない」のが私立歯学部入試の現状です。
「大学を選ばなければ」という状況ではありますが、そういう状況だからこそ「進学したい歯学部に合格する」ことを目指して欲しいと思います。
6月に大阪で、「歯学部進学相談会」があり、その際に「進学したい歯学部に確実に合格する方法」というタイトルで、講演をさせていただきました。
30分の講演でしたが急遽、席を追加するほど多くの歯学部志望者の方や保護者の方が来て下さり、熱心に私の話を聞いてくださいました。
オンライン個別指導メルオンの生徒の中から「その時の講演を聞きたかった」という声がいくつか寄せられましたので、改めて動画を撮影しました。
この30分弱の動画では「歯学部の受験校をどう選ぶのか」ということを、「偏差値」、「学費」、「歯科医師国家試験合格率」の面からお話ししています。
例えば、「偏差値」の話では、「私立歯学部偏差値ランキングは、それほど当てにならない」という話や、「歯科医師国家試験合格率」では、「見方を変えると、昭和大学歯学部が東京歯科大学を上回る」といった話をしています。
そして、「進学したい歯学部に確実に合格する方法」として、「歯学部受験は4回のチャンス」、「自分に合った試験内容の大学を探す」、「志望校合格だけに絞った勉強」、「最後の壁は小論文と面接」という、4つの点からお話しさせていただいています。
歯学部受験に向けて頑張っている受験生の皆さんや、保護者の方の多少はお役に立てるのではないか、と思います。
よろしければ、動画をご覧ください。
歯学部受験に関する動画は、今後もドンドン増やしていこうと考えています。
ちなみに、「歯学部受験 動画」で検索すると上位に表示されるのは、メルオンの動画が並びます。
「進学したい歯学部に確実に合格する方法」の動画は、こちら