医学部入試

マーク模試では、分かっても分からなくても、全てにマークすべきか?

医学部受験、歯学部受験に向けて受験生の皆さんは模試を受けていると思います。

模試には記述模試とマーク模試がありますが、今日はマーク模試についてです。

 

記述式の模試は基本的に答えを自分で書かなければなりませんが、マーク模試はいくつかの選択肢の中から答えを選んで解答用紙のマークを塗りつぶします。

ですから、たとえ全く分からない問題でも「マークを塗る」ことは出来ます。

マークを塗れば、たまたま合っている可能性もあります。

「分からない問題は潔くマークをしない」、または「とにかく解答用紙のマークは全て塗る」受験生の皆さんは、マーク模試ではどうしていますか?

 

これには、様々な考え方があると思います。

「分からない問題をマークして、偶然にも答えが合っていたら出来ない問題をスルーしてしまう」だから、分からない問題はマークしてはいけない、という考えもあるでしょう。

 

一方で、「実際の医学部入試(歯学部入試)でマーク式の試験の場合、とにかく全部マークするはず。模試は実際の入試の練習という側面もあるのだから本番と同じように全ての問題をマークするべき。1点でも多くの点を取る、という気持が大切」という考え方もあるでしょう。

 

私は、「どちらかが正しくて、どちらかが間違い」とは考えていません。

全ての問題のマークを塗るのも、分からない問題はマークしない、のも受験生の考えでいいと思います。

 

ただし、「とりあえず塗るだけ塗る」とした場合、偶然合っている問題もあると思いますので、そこは「この問題は点にはなったけど、本当は解けなかった」ことを、きちんと認識してください。

そこを曖昧なままにすると、模試の見直しがいい加減になってしまいます。

 

また、偶然にも点になった問題があれば、それだけ得点が上がります。

偏差値や合格可能性判定も上がるかもしれません。

実際の医学部入試、歯学部入試で得点が上がるのはいいのですが、模試は自分の現状の学力を把握する、という面もありますので実際の自分の学力を冷静に判断して下さい。

 

マーク式の医学部入試、歯学部入試では「マークずれ」、「マークミス」もあり得ます。

こういったこともマーク模試を通じて、無くすようにしてください。