多くのご家庭で、受験生が最も身近に感じる家族は母親ではないでしょうか?
そうではないご家庭もあると思いますが、本日は医学部受験、歯学部受験において母親のやるべきことをお伝えします。
受験生にとって、精神的な安定は重要です。
気持の浮き沈みや揺れは、なるべく無くしたいものです。
家族、母親との関係が良好であれば受験生の気持ちも落ち着くことでしょう。
しかし、中には「お母さんは何も分かっていない」、「今の医学部入試(歯学部入試)のことが分かっていないのに、何かとうるさい」と母親を敬遠する受験生もいます。
母親としては受験生のことを心配していろいろと言いたくなるのでしょうが、「医学部受験(歯学部受験)のことが分からないのなら、口を出さないで欲しい」と思う受験生もいます。
ここです。
受験生の母親が真っ先にやらなければならないことは、「今の医学部入試(歯学部入試)をきちんと知る」ことです。
例えば、総合型選抜や学校推薦型選抜について、きちんと理解していますか?
評定平均値を分かっていますか?
現在の医学部入試、歯学部入試に推薦入試やAO入試はありません。
馴染みのない言葉かもしれませんが、推薦入試は学校推薦型選抜に、AO入試は総合型選抜に変わっています。
総合型選抜や学校推薦型選抜の受験資格に「評定平均〇以上」とある場合が多くあります。
評定平均を分かっていても、現役生と浪人生で違いがあることを分かっていない方も多いようです。
現役生の評定平均は3年1学期までの評定平均が採用されます。
浪人生は3年終了時の評定平均が使われます。
場合によっては評定平均値が変わる場合もあり得ます。
センター試験が共通テストに変わり、さらに新しい教科、「情報」が加わりました。
国公立大学であっても、新しい教科「情報」の扱いは大学によって異なることをご存じですか?
受験生本人は十分に分かっているはずです。
母親も分かっていないと受験生は、話すのが面倒になる恐れがあります。
母親も現在の医学部受験、歯学部受験を勉強することをおススメします。
「偏差値」、「合格可能性判定」、「調査書に書かれていること」といったことへの理解も進めて下さい。
とは言え、重荷に感じる必要はありません。
受験生は母親に予備校の人間のような完璧なアドバイスを求めているわけではありません。
現在の医学部入試、歯学部入試の基本的なことが分かっていれば問題ありません。