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ここまで来たら親は特別なことをしない方がいい

共通テストまで10日ほど、そして私立医学部入試のスタートや私立歯学部入試のスタートまで、2週間を切りました。
受験生本人はもちろん、親御さんも「いよいよだ」と緊張感が高まって来ているのではないでしょうか?

受験生の親なら、何かと心配で気を揉んでいるかもしれません。
子供を思う気持は分かるのですが、その気持ちがかえって受験生の足を引っ張ることになることが少なくありませんので、気を付けてください。

受験生の様子を見ていて、「あまり勉強に集中できていないように見える。こんなので大丈夫?」と思うこともあるかもしれません。
こんな時、つい「もっと本気でやりなさい。他の受験生はもっとやってる」と言いたくなるでしょうが、キツイ言い方は反発を招きコミュニケーションが取りにくくなるだけです。

「自分が受験生の時は、こんなに頑張った」と自分経験を話したくなるでしょうが、
「時代が違うんだよ」と、うるさがられるだけです。

本音では「勉強したら」と言ってくれた方が、上手く切り替えが出来てやりやすいのかもしれません。
率直に本人に聞いてみるといいと思います。
「いや、何も言わないで欲しい」ということなら、黙って見守るのがいいと思います。
ここで、「今の様子を見ていたら、言わないわけに行かない」となるかもしれませんが、直前期に受験生のやる気を削いでしまう恐れがありますので、「信頼している。あとは任せた」とした方がいいと思います。

落ち付いているときに、「親に、何か出来ることはある?」と聞くのもいいでしょう。
親にやって欲しいことがあるようなら、出来るだけ希望に沿ってください。

この時期は、これまでやってきたことの総仕上げの時期です。
新しいことに取り組むのではなく、「やったことの確認」の時期です。
これまでと違うことをやるのではありません。
親御さんも同じです。

受験生本人も緊張感が高まっていますので、精神的な安定が大切です。
落ち着いて、いつものように勉強に取組めるようにすることが、この時期の親の役目です。

特別なことをしようと考えないで、「いつもと同じ」を心掛けてください。