目 次
1,明日は私立歯学部受験の最大の山場
2,私立歯学部受験で合格に絶対に必要なこと
3,歯学部入試の合否は合計点で判定される
4,歯学部入試で合格するためには「出来る問題を確実に」
5,私立歯学部の面接で本当に重要な質問
6,歯学部の小論文でなにより大切なこと
7,歯学部の試験会場で緊張するのは当たり前
1,明日は私立歯学部受験の最大の山場
今年の私立歯学部一般選抜は1月22日(水)の奥羽大学歯学部入試から始まりました。
ここまで奥羽大学歯学部、明海大学歯学部、神奈川歯科大学、鶴見大学歯学部、北海道医療大学歯学部、朝日大学歯学部の入試が行われました。
そして明日、2月1日(土)には日本歯科大学生命歯学部、日本歯科大学新潟生命歯学部、日本大学歯学部、日本大学松戸歯学部、そして大阪歯科大学と5つの私立歯学部入試が行われます。
私立歯学部の人気校のうち日本歯科大学生命歯学部、日本大学歯学部、大阪歯科大学の歯学部入試が同じ日に行われます。
明日は私立歯学部受験の最大の山場と言っていいでしょう。
明日、行われる5つの歯学部入試でどこを受けるかについて迷った受験生もいたと思います。
とは言え、受験生の皆さんはすでに出願を終えています。
明日は志願した歯学部の入試で合格を勝ち取るために全力を尽くしてください。
2,私立歯学部受験で合格に絶対に必要なこと
歯学部受験に限らず、大学入試で合格を勝ち取るためには、学力試験で「合格最低点」を超えることが絶対に必要です。
一方で、満点は必要ありません。
私立歯学部受験には小論文や面接もありますが、「学力試験では合格最低点を下回っているが、小論文が素晴らしいので合格」、「面接がいいので、学力試験は物足りないが合格」ということはありません。
現在の私立歯学部の歯科医師国家試験合格率は、60%を少し超える程度です。
非常に厳しい歯科医師国家試験が控えていますので、「能力的に歯科医師国家試験の合格は難しい」と考えられる受験生を入学させるわけには行きません。
また現在、私立歯学部の学生で6年間一度も留年することなく、歯科医師国家試験も卒業と同時に合格する学生の割合は50%程度です。
半数の歯学部生が一度は留年しているのが現状です。
現在の私立歯学部入試では学力試験を通じて計られる「学習能力」が合否を決めると言っても言い過ぎではないでしょう。
入学者の確保に苦労している大学なら多少のことには目をつぶるかもしれませんが、
私立歯学部の人気校の入試ではきっちり学力を計られます。
ですから、何よりも学力試験で合格最低点を上回ることが合格のカギとなります。
3,歯学部入試の合否は合計点で判定される
ここでまず考えなければならないことは、「合否は合計点で判定される」ということです。
私立歯学部一般選抜は3科目が基本です。
3科目合計で合否が判定されます。
模試を思い返してください。
3科目すべてが上手く行った模試は無かったと思います。
1科目は「あー、やっちゃった」ではなかったでしょうか?
実際の歯学部入試でも「3科目すべてが満足のいく出来」ということはまず、ありません。
1科目は、思ったような出来ではない可能性が高いと考えておいてください。
「それが当たり前」と考えていて下さい。
ですから、何か1科目が上手く行かなくても気を落としてはいけません。
「ここまでは予定通り」です。
1科目上手く行かないと力が抜けてしまう受験生もいるようですが、他の2科目が「まずます」であれば、歯学部合格は見えてきます。
最後まで集中力を切らさないようにしてください。
4,歯学部入試で合格するためには「出来る問題を確実に」
そして先ほど述べた「満点はいらない」です。
必要なのは、合格最低点であって満点ではありません。
しかし、受験生は「少しでも点を取りたい」という気持から「全部の問題を解きたい」と、先を急ぐ傾向があります。
先を急ぐ気持ちが強く、その結果つまらないミスをしていては、何にもなりません。
私立歯学部受験で合格するためには「出来る問題を確実に」です。
焦っての計算ミスや問題文の読み飛ばし、マークミスなどは絶対に避けたいところです。
繰り返します。
私立歯学部で合格するためには「出来る問題を確実に」です。
5,私立歯学部の面接で本当に重要な質問
私立歯学部入試の面接で本当に重要な質問は2つだけで、1つは「歯学部を目指す理由」言葉を代えると「歯科医師を目指す理由」そして2つ目は「大学志望理由(数ある歯学部の中で、なぜこの大学なのか)」です。
面接のある歯学部を受ける受験生の皆さんは、とにかくこの2つの質問の自分なりの答えを準備しておいてください。
面接の答えは当然、一人ひとり違うはずですからマニュアルは存在しません。
自分なりの答えを自分の言葉で言えるようにしておいてください。
変に難しく考える必要はありません。
かっこいい答えを考える必要もありません。
素直に自分の考えを述べれば大丈夫です。
6,歯学部の小論文でなにより大切なこと
小論文のある歯学部を受験する場合、何より大切なことは「素晴らしい内容の小論文を書く」ことではありません。
小論文で何より大切なんことは「試験時間内に指定された字数を書く」ことです。
例えば「600字以内」としてされている小論文で半分に満たない300字未満しか書けていなければ、内容以前に「評価の対象外」とされ、そもそも評価もされない恐れがあります。
こうなると「小論文は受けていない」のと同じ扱いになってしまいます。
歯学部の小論文では、何よりも試験時間内に指定字数を書き切ることが大切です。
600字以内、であれば500字は書きたいところです。
7,歯学部の試験会場で緊張するのは当たり前
志望順位の高い歯学部を受けるのであれば、明日は特に緊張すると思います。
歯学部の試験会場で受験生が緊張するのは当たり前です。
忘れていけないのは「自分だけでなく他の受験生も緊張している」ということです。
緊張しない受験生はいません。
「緊張してはいけない」と思ってしまうと自分にプレッシャーを掛けるだけです。
「緊張するのは当たり前。他の受験生もみんな緊張している」ことを忘れないようにして下さい。
そして、自分の力を出し切ることだけを考えて下さい。
きっと、いい結果が待っています。