目 次
1,私立歯学部では半数が留年を経験。留年しないためには、これが欠かせない
2,推薦・AOで歯学部進学を決めた人は、特に危ない
3,歯学部入学までの間に、具体的に何をやればいい?
4,歯学部入学後の英語と数学の授業
5,歯学部入学までの間に、どうしてもやってもらいたい2つのこと
1,私立歯学部では半数が留年を経験。留年しないためには、これが欠かせない
受験勉強を重ねてきて、その結果として歯学部への進学が決まった人は精神的に落ち着いて過ごしていると思います。
ただ、歯学部入学後の勉強は厳しいものがありますので、歯学部入学後の準備も考えて行かなければなりません。
私立歯学部全体で見ると、歯学部の6年間一度も留年しないで歯科医師国家試験も卒業と同時に1回で合格する人の割合は、ほぼ50%です。
私立歯学部生の半数が、歯学部在学中に1回や2回は留年しているということです。
歯学部生でもスムーズに歯科医師になる人もいますが、どこに違いがあるのでしょうか?
最大の違いは、「勉強習慣が付いているのか、どうか」です。
歯学部入学後は、「試験前に頑張ればいい」は通じません。
日々の積み重ねが何より大切です。
まさしく、「勉強習慣」です。
2,推薦・AOで歯学部進学を決めた人は、特に危ない
歯学部への進学を決めている人の中には、昨年の10月に行われた総合型選抜(AO入試)や11月に行われた学校推薦型選抜(推薦入試)で歯学部への進学を決めた人も多いでしょう。
こういった人は、かなり勉強から遠ざかっているかもしれません。
歯学部受験を乗り越えたのですから、勉強から解放されてもいいとは思いますが、勉強から解放されたまま歯学部に入学すると、勉強モードに入るのはなかなか大変です。
やはり、少しずつでも勉強に取組み、歯学部入学後はスムーズに勉強できるようにしておかないと厳しい現実が待っています。
3,歯学部入学までの間に、具体的に何をやればいい?
では、歯学部入学までの間に、何をやればいいのでしょうか?
歯学部では、1年生でいきなり留年してしまう人もいます。
1年生で留年する歯学部生の留年の原因となりがちなのが、「理科」です。
歯学部受験では、「理科は1科目だけ」が一般的でしょう。
しかし、歯学部1年では生物、化学、物理の授業があり当然、試験もあります。
大学の授業は、「歯学部受験で使ったか?」は考慮しません。
全ての歯学部生を同じように扱います。
ですから、歯学部受験で使わなかった科目を落とす人が少なくありません。
実際には高校でやったとしても、もう覚えていないのが正直なところだと思います。
歯学部進学を決めた受験生の皆さんが、今どうしてもやっておいて欲しいのは「歯学部入試で使わなかった科目の勉強」です。
これで、勉強習慣をもう一度確立し、歯学部1年次の勉強の準備を進めて下さい。
特に生物は歯科学の基本となるものですから、高校生物をはるかに超えた内容の授業となります。
生物選択者でも戸惑うくらいですから、生物を選択しなかった人は少なくとも人体に関する部分だけでも見ておいてください。
4,歯学部入学後の英語と数学の授業
歯学部1年生では英語の授業もあります。
これは英語論文を読むことを考えた授業になります。
この時期に毎日英文に触れておくと、歯学部での英語も問題なくこなせるでしょう。
歯学部では数学そのものの授業は無いところが多いので、進学する大学のシラバスを見て、数学が無いようであれば数学には触れなくてもいいでしょう。
5,歯学部入学までの間に、どうしてもやってもらいたい2つのこと
歯学部への進学を決めている皆さんは、この時期好きなように時間を使いたいでしょうが、「歯学部入学後の授業に備えて勉強習慣をもう一度身に付けること」と「歯学部受験で使わなかった理科」をぜひ、やっておいてください。
せっかく頑張って歯学部への進学を決めたわけですから、充実した歯学部での学生生活を送ることが出来るように、今から準備を進めて下さい。
なお、これに関してさらに詳しいことは下記をご覧ください。
歯学部入学前に絶対にやっておきたいことは、こちら