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医学部や歯学部に学校推薦型選抜、総合型選抜で入学した人は最初が肝心

目次
1. はじめに
2. 推薦・総合型選抜で合格した人が抱えがちな課題
3. 最初が肝心な理由
4. 勉強習慣を取り戻すステップ
5. モチベーションを保つコツ
6. 周囲との学力差を埋めるには
7. おわりに
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1. はじめに

医学部・歯学部への入学は、多くの受験生にとって大きな目標です。
その中でも、学校推薦型選抜(推薦入試)や総合型選抜(AO入試)で合格した人は、学力に加え高校時代の努力や人間性、活動実績などが評価されての合格だったと思います。
これは素晴らしい成果ですが、実は入学後が本当のスタートラインです。
とくに医学部受験、歯学部受験で年内に合格通知を手にして、「一般選抜の筆記試験」を経験しなかった人は、勉強習慣が一時的に途切れていることが多く、入学直後から授業についていくのが難しくなるケースもあります。
ここでは、なぜ「最初が肝心」なのか、そしてどうやって勉強習慣を取り戻していけばいいのかを具体的に解説します。
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2. 推薦・総合型選抜で合格した人が抱えがちな課題

推薦型・総合型選抜は、「年内入試」とも言われ、早期に進路が決まることが大きなメリットです。
一般選抜組が受験に集中している間に、自分は解放感に包まれ、受験で我慢していたことや趣味に打ち込むこと、友人たちとの貴重な時間を持つこともできます。
しかし、この期間が長くなると、次のようなリスクがあります。
• 勉強からのブランクが生まれる
• 知識の定着が弱まる
• 「燃え尽き症候群」になりやすい
• 大学入学後のギャップに戸惑う
医学部・歯学部の入学後のカリキュラムは非常にハードです。
「受験勉強なんてまだ甘かった」という人もいます。
最初のテストでつまずくと、自信を失いやすく、そのまま苦手意識が続いてしまう可能性もあります。
学校推薦型選抜(推薦入試)や総合型選抜(AO入試)で合格すると、なかなか真剣に勉強に取り組むことは出来なくなりがちで、このことが医学部や歯学部に入学後に影響しがちです。
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3. 最初が肝心な理由

入学後の数ヶ月は、新しい環境に慣れる大切な時期です。
ここでしっかりとした「学びのリズム」を作れるかどうかが、その後の学生生活に大きく影響します。
• 最初の前期試験の成績は、その後の成績推移にも影響する
• 基礎科目でつまずくと、専門科目で苦労する
• まわりの学生との学力差を感じ、焦りや劣等感につながることも
こうしたリスクを回避するためにも、入学後すぐに勉強習慣を取り戻すことが極めて重要です。
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4. 勉強習慣を取り戻すステップ

では、どうやって勉強習慣を再構築すればいいのでしょうか。以下のステップが効果的です。
ステップ1:毎日「机に向かう時間」を決める
まずは決まった時間に机に向かう習慣をつけることから始めましょう。
最初は短くてもOK。たとえば「毎晩30分だけ教科書を読む」でも十分です。
ステップ2:高校範囲の復習から始める
いきなり難しい大学の講義内容に挑むのではなく、生物・英語の基礎の復習から始めましょう。
一般教養科目として行われる英語や生物などの参考書や問題集を1冊やり直すだけでも、勉強習慣を復活させることに繋がります。
ステップ3:学習記録をつける
毎日何を勉強したかをメモしておくことで、達成感を得られ、継続のモチベーションになります。
スマホのアプリや手帳など、方法は問いません。
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5. モチベーションを保つコツ

勉強を続けるには、「なぜ学ぶのか」を自分なりに意識することが大切です。
医学部も歯学部もグループで学習することは非常に効果的で大学も推奨しています。
• 将来の目標(医師・歯科医としての理想像)を明確にする
• 仲間と勉強グループを作る
• 小さな目標(例:1週間でこの章を終える)を立てて、達成感を積み重ねる
また、大学では復習がとても重要です。
授業に出ただけで満足せず、**「1日の最後は、必ず自習室でその日の復習をする」**などの工夫も効果的です。
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6. 周囲との学力差を埋めるには

入学してすぐは、一般選抜で入った学生との学力差を感じることもあるかもしれません。
でも焦る必要はありません。
大切なのは、**「今からどれだけ努力できるか」**です。
医学部も歯学部も、大学で学ぶ専門科目は全員がゼロスタートです。
英語や数学、理科とは違います。
大切なことは、「これからの努力」だけです。
• わからないことを放置しないで、すぐに調べる・聞く
• 自分だけで理解が難しいときは、チューターや先輩を頼る
• 1日10分でも**「毎日やる」ことの積み重ね**が、数ヶ月後に大きな差を生みます
今の差は、努力次第でいくらでも縮まります。
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7. おわりに

学校推薦型選抜(推薦入試)や総合型選抜(AO入試)で医学部・歯学部に進学した人にとって、「最初の数ヶ月」は将来を大きく左右する時期です。
勉強から少し離れていたとしても、今からコツコツと勉強習慣を取り戻すことができれば、必ずその先に道は開けます。
「推薦だから劣っている」なんてことは、まったくありません。
むしろ、早くから進路を定め、行動してきたその経験こそ、今後の武器になります。
大切なのは、入学後にどれだけ成長できるか。
自分の未来のために、今日から少しずつ動き出しましょう。