昨日の杏林大学医学部の合格発表では、
正規合格者の他に200名以上の補欠者の発表も行われました。
メルリックスでも、正規合格者は5名でしたが、補欠は10名以上いました。
杏林大学医学部の最近の繰り上げ合格者数を昨日お伝えしましたが、
ここ3年、繰り上げ合格者数が際立って多いのは、入試日程の関係によります。
杏林大学医学部は、医学部入試で最も早く2次試験の合格者を発表するため、
多くの方が入学手続きをされます。
杏林大学医学部の合格発表以降、順次他の医学部でも合格発表が続きますが、
「杏林の手続きをしたから、ここは入学手続きをしなくていいや」
と考える医学部受験生が増えていきます。
しかし、一番最初に合格となった杏林大学医学部は入学手続きをしておきますので、
必然的にその後の合格状況によって入学辞退者が多くなり、繰り上げ合格者も多くなります。
実は、杏林大学医学部が医学部入試で最も早く合格発表をする大学となったのは、
2010年度入試からです。
ですから、2010年度入試以降、際立って繰り上げ合格者数が増えています。
今年も医学部で最も早い合格発表ですから、過去3年と同じ条件となります。
繰り上げ合格者が何人になるかは、神のみぞ知るですが、
それなりの数にはなるのではないかと考えています。
ちなみに、昨年2012年度入試の杏林大学医学部の合格最低点は
正規・繰上合格を合わせて、350点中214点、61%でした。
2010年度・2011年度は正規合格者の合格最低点しか公表されていませんが、
2010年度は430点中300点、69.8%、2011年度は430点中247点、57.4%です。
年によって違いはありますが、まずは7割が目安になりそうです。
さて、杏林大学医学部の繰り上げ合格の発表時期ですが、
昨年は2月27日に一般で11番まで、センター試験利用入試で1番が繰り上がっています。
センター試験利用入試の手続き締切を待ってとなると、
今年は3月3日か4日辺りからではないかと思います。
杏林大学医学部の補欠者は、他の大学にも合格する場合が多く、
3月末に近くなると、他の医学部に入学手続きを済ませている受験生がほとんどです。
ですから、3月も後半になって杏林大学医学部の入学を辞退する人が1人出ると、
補欠が10人以上回ることが珍しくありません。
杏林大学から繰り上げ合格の連絡があった時には、
既に新しい住まいを決めてあったりするので、「そこの大学に進学します」となりがちです。
昨年は3月26日に83番まで繰り上がりましたが、翌3月27日には一気に100番を超えました。
今年も毎日、目が離せそうにありません。
もちろん、状況は随時お知らせ致します。
ところで、メルリックスは東京と福岡に校舎がありますので、
東日本の医学部と九州の医学部は日頃から何かとお付き合いがあり、
公表できるものもできないものも、様々な入試情報を得ることができます。
しかし、名古屋や関西の医学部となると、それぞれ地元に私達以上に詳しい予備校があり、
情報交換をさせていただいています。
昨日、名古屋の親しくさせていただいている予備校の方から、
今年の愛知医科大学の1次合格者の最低点は、得点率54%、270点とお聞きしました。
どういう根拠なのかはわかりませんが、確度は高いと考えています。
愛知医科大学の合格最低点は、昨年より少し高い点となっているようです。